【BIAS2017出展車両】KUHL&ROHAN: METAL VELLFIRE | 2017/06/07 14:42 |
カスタムペインター集団が手掛ける最高傑作
フルメタル仕上げのヴェルファイア降臨!
国内外を代表する800台以上のマシンがエントリーする国際カスタムカーコンテストにおいて、今回でなんと4度目の受賞となったクールレーシングジャパン。このことからもいかに同社が手掛けるマシンのクオリティが高く、来場者から大きな注目を集めていることがわかるというものだ。
例年複数の車両を出展していることでも知られているが、今年は全11台もの大量出展を果たした同社ブース。その中央を飾ったヴェルファイアは、圧巻のペイントワークで来場者の視線をクギ付けにした。
「昨年はR35GT-Rを出展しましたが、残念ながら受賞を逃してしまいました。そこで、今年はそのリベンジを誓いR35の4倍の面積となるヴェルファイアにエングレービングを施しています」と片岡代表。
これを実現するには、当然ながら想像を絶するような時間と労力を要する。前人未到のショーカーに昇華させるべくスタッフ総出、正月返上で完成にこぎ着けたという。
その仕上がりを見てみると、ボディを覆い尽くすのは凹凸の付いた立体塗装。深みが違うという独自の特殊塗料を使用し、マスキングによる塗りわけを実施。さらに彫刻による仕上げという気が遠くなるような工程を経て、ようやくこの美しい模様が浮かび上がる。
また、この立体塗装の魅力をいっそう引き立てるのが、オリジナルのエアロや21インチホイールだ。さらにヘッドライトやマフラーもワンオフ製作するなど、細かい作り込みに一切の妥協はない。
「日本が誇る高い技術レベルを世界にアピールしていきたい」と語っていた片岡代表。それに相応しい仕上がりをみせるこのヴェルファイアは、まさにカスタマイズミニバンの最高傑作といっても過言ではない。その完成度には脱帽だ。
カスタムペインター井澤氏とのコラボレートにより、アートの領域まで高められたペイントワークが圧巻。エアロパーツはオリジナルのKUHLPREMIUM 30V-GTがベースとなっている。また、見た目だけではなくエンジンはHKSスーパーチャージャーで武装。さらにワンオフの4本出しフルチタンマフラーをセットすることで、最高出力は360psを発揮している。
エングレービングやダイヤブロックなど、高度な塗装テクニックを駆使して仕上げられる。製作に要した期間は2~3ヵ月。車両代+カスタマイズ費用は3000万円という超大作だ。足まわりはAIRFORCEのエアサスSuperPerformanceで、ホイールは新作のVERZ-WHEELS KCV01をチョイス。サイズはフロントが10.5J×21+5、リヤが10.5J×21-15だ。リヤキャンバーは12度。
Base: TOYOTA VELLFIRE(GGH30W)
V2GR-FE(3500cc) パワー:360ps/6200rpm トルク:42kgm/4700rpm
HKSスーパーチャージャー改、KUHLRACINGワンオフ4テールフルチタンマフラー
■Exterior
KUHLPREMIUM 30V-GT改エアロキット 、エングレービング/メタルペイント
■Interior
ゴールドメタルペイント&ダイヤブロック塗装メーター、KUHLPREMIUMオリジナルフロアマット
■Footwork
AIRFORCEエアサスペンションSuperPerformance、CUSCO調整式ピロアーム・リアキャンバー12度、VERZ-WHEELS KCV01(F:10.5J-21+5 R:10.5J-21-15)、FALKEN AZENIS FK453(FR:245/35R21)
■Other
KITZ-RACINGワンオフ加工ヘッドライト