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2005-2006ドリ進化論
タイヤエア圧の新提案 シルビア燃調セッティングの新提案 レブリミッター設定の新提案
シルビアの燃調セッティングの新提案安い・速い・手軽! 
シルビアの300馬力仕様を作るなら、
RB20ターボ用エアフロの流用がかしこい!
PS13シルビアや180SXの定番モディファイといえばS14やS15タービンの流用だ。で、インジェクターやエアフロの容量アップでセッティングするのが定番だよね。このとき使うエアフロはZ32純正を流用するのがフツーだよね。だけど、スリーアップの三上くんが発見した方法はRB20ターボ用の流用。300馬力までならぜんぜんオッケーなんだって!となると、中古で探すのも早くて安いんじゃないでしょーか!?
HCR32純正エアフロ流用こそPS13 シルビアのS14 &S15 タービン仕様にドンピシャ!
PS13シルビアの純正エアフロの対応馬力は250〜260馬力だから、タービン交換するとなると完全に容量不足。そこで容量が大きいZ32純正エアフロの出番となるワケだ。これなら400馬力オーバーでも余裕で使えるから、のちのちのステップアップもカバーしてくれる。しかし、Z32純正エアフロって中古でも高いんだよね〜。人気あるからなかなか見つからないし。ブーストアップやタービン交換をしたくても、Z32純正エアフロの価格がネックになってるひとも多いんじゃないでしょーか? そんな状況を打破するワザを発見したのが、ローコスト&ハイポテンシャルのドリチューンを日々研究するスリーアップの三上さん。「Z32純正以外のエアフロでどうにかできないか?」と考え、いろいろ実験した結果、RB20ターボ純正のエアフロがシルビアに流用できることを突き止めたのだ。この方法は、新品を使うひとにはまるでオススメできない。Z32用もRB20ターボ用も価格はおなじだからだ。真価を発揮するのはやっぱり中古を使う場合。なんといっても流通量と値段がまるでちがう。ハッキリ言ってRB20ターボ用エアフロなんてだれも見向きもしないからね。「たしかに容量は劣るんですけど、300馬力までなら余裕でカバーしますよ。それにエアフロにつなぐ配線もインフィニティ純正が使えることがわかったので、すごく安上がりにできちゃうんですよ」だなんて聞いたら、三上さんが神さまに見えてくるひとも多いだろうなぁ。スリーアップでも何台もテストして、エアフロ流用による不都合が出ないことは確認済みだ。ただし、この流用には専用のコンピューターセッティングが必要。シルビアのコンピューターにスカイラインタイプMのデータをミックスさせるかんじでデータを作るんだ。なにやら特殊な技術に思えるけど、作業的には普通のロムチューンと変わらないから特別な代金は発生しないから安心していいぞ。「将来的に大きなタービンをつけたいならZ32エアフロがベストだと思います。だけど、300馬力くらいでずっと乗るならコレでじゅうぶんですよ。ウチはまるでもうからないんですけどね…」と三上さん。てなワケで、いまスリーアップでオススメのPS13 シルビアのパワーアップは、タービンをS14 、もしくはS15 純正を流用し、インジェクターをS15 純正に交換、そしてエアフロはRB20ターボ純正! ブースト1キロで300馬力なら、ミニサーキットでじゅうぶん楽しめると思うぞ。
証言者の声
●S14タービン仕様のブースト1.0キロでも不安なし!
●とにかく安く仕上がる!
●故障してもすぐ手に入るから安心!
俺たちもRB20ターボ純正エアフロ使ってます!
高橋孝平くん
ほとんど中古パーツを使ったから、安く仕上がりました。不安なくアクセルを踏めるし、速いです!
武士俣正哉くん
Z32のエアフロじゃないとダメだと思ってたけど、RB20のエアフロでもイケるよ、と聞いてビックリしました。これならエアフロが壊れても安く手に入るので安心です!
徹底比較!
Z32純正エアフロ VS RB20ターボ純正エアフロ
ふたつとも口径は80φでおなじで、カプラーの形状までおなじ。ちがう部分はシールの色だけだ。HCR32純正エアフロは、前期と後期でカプラーの形状がちがい、スリーアップの三上さんいわく「前期のエアフロは、インフィニティの配線が使えるからすんなり流用できる」という。HCR32後期のエアフロについては、流用できるカプラーを現在調査中。それが見つかれば、おなじように流用できるらしいぞ。
  Z32純正(Z32)エアフロ
Z32純正(Z32)エアフロ
HCR32前期純正(RB20ターボ)エアフロHCR32前期純正(RB20ターボ)エアフロ
この部品は、エアフロを流用するときに使うカプラーつきの配線。インフィニティの純正パーツで価格も1000円以下。スリーアップではもっぱらコレだ。
PS13シルビアオーナー必見!
これぞ3UP流ローコスト&ハイパフォーマンスメニューなり!
インジェクター S15シルビア純正流用
容量が480ccあるため、じゅうぶん対応できる。しかも純正部品のため、1本1万2600円と安いのも魅力
エアフロ RB20ターボ純正流用
約300馬力まで対応するため、S15純正タービンやインジェクターを流用した場合にピッタリの性能を発揮!タダ同然で手に入るパーツで、こんなに使えるモノはない!
タービン S15シルビア純正流用
S15シルビアの純正タービンは約350馬力まで出せると言われる。だけど、S15純正インジェクターの容量を考えると、300馬力で抑えておくのがベターだ。S14純正タービンなら最大パワーは300馬力あたり。ちなみにS15純正タービンの新品価格は10万5000円で、S14純正タービンも10万5000円だ。
   
「達人直伝」三上さん(スリーアップ)
将来的に大きな社外タービンをつけるなら、Z32純正エアフロを流用するのがいいと思います。だけど、イチヨンやイチゴータービンならHCR32純正エアフロでじゅうぶんでしょう。ただ問題がひとつ。中古のエアフロって、壊れているのか正常なのか、使ってみないとわからないんですよ。ま、HCR32純正エアフロなんて、タダ同然ですから、壊れてれば交換しちゃえばいいんですけどね。現車合わせセッティングが絶対必要で、ウチは6万円でやってますよ
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