【SUMMERNATS2016 SHOCK♯1】 | 2016/01/11 21:21 |
SHOCK! ♯1 バーンナウトだけで競技になりえる!
サマーナッツは参加型イベントだ。競技と展示の複合型で、年にいちどのお祭りだけに参加者のレベルも高く、それを見学に来るひともメチャ多い。ザッとだけど、参加300台に対し、ギャラリー3万人ってかんじだろうか。
メインイベントはバーンナウト大会で、全豪から集まったバーンナウターがそのワザを競い合う。オーストラリアではバーンナウトがもっともメジャーな自動車競技らしく、カーマニアのあいだでは「国技」とも呼ばれている。ちょうどドリフトが日本の国技と表現されるのとおなじようなかんじだ。
バーンナウトとは言っても日本のそれとはちがい、煙の量、クルンクルンまわる動き、エンジン音など「質」が問われるのがオーストラリア。競技になるほど奥が深い。しかし、日本人にはどれがよくてどれがダメとか、あまり理解できない。迫力に圧倒されまくるのみだ。
競技は土曜日に予選、日曜日に決勝。メインスタンドにはおよそ1万人が座り(席料別料金)、立ち見はその倍以上。とにかくすごい熱気に包まれる。観客の声援というか、絶叫がすごい。バーストすればみんなで「ワーオ!」だし、ドライバーが手をあげれば「イエーイ!」を合唱する。バーンアウトのパフォーマンスも趣向が凝らされ、色付きのスモークあり、タイヤが燃えて炎に包まれるクルマがあったり、見ていると自然と声が出てしまう。大型モニターも設置されていたから、コースからちょっと離れてもパフォーマンスは見える。
このバーンナウト、日曜日の決勝進出を決めるための予選が朝からいちにちじゅうやっていた。