もっとカッコ良く もっと快適に ミニバンを快適に楽しむ3つの秘訣!
CHAPTER1
車高調整式サスペンション編メインページへ戻る
CUSCO Vacanza 車高調整式サスペンションラインナップ
ミニバン・ワゴン用のVACANZAシリーズは3タイプ

クスコのVacanza(ヴァカンツァ)シリーズは、ミニバン・ワゴン向けの車高調で、「ヴァカンツァ・ワゴン」、「ヴァカンツァ・ゼロワゴン」、「ヴァカンツァ・ゼロワゴンe」の3タイプがある。「ヴァカンツァ・ワゴン」はバネの下のお皿(ロワシート)で車高を調整するネジ式車高調。「ヴァカンツァ・ゼロワゴン」はショックアブソーバーの長さを変えることで車高を調整する全長調整式車高調。「ヴァカンツァ・ゼロワゴンe」はe-con(別売)と合わせて使うことで、室内から減衰力を5段階で調整できる全長調整式車高調だ。車種によってはショックアブソーバー上部を車体に取り付けるためのアッパーマウントを含んだキットも設定されている。そうでないキットでは純正のアッパーマウントをつけかえて使う。

ヴァカンツァ・ワゴン

対応車種

80車種以上

価格

7万6650円〜16万3800円

※写真はエスティマ(ACR30)用

ヴァカンツァ・ゼロワゴン

対応車種

75車種以上

価格

13万200円〜16万5900円

※写真はVOXY(AZR60)用

ヴァカンツァ・ゼロワゴンe

対応車種

17車種以上

価格

16万1700円〜19万2150円

※写真はステップワゴン(RG)用

スタイル重視の「スーパーロー」タイプも選べる荷物や乗員の数に応じて、リヤの設定を変えられるタイプもある

Vacanzaシリーズの車高調は、リヤのショックアブソーバーとスプリングが別体になっているクルマのばあい、車種によって「ロー」と「スーパーロー」の2タイプのキットが用意されている。これはリヤのスプリングのちがいだ。「ロー」は、適度に車高を落としながらも走行性能を重視した車高で使うことを前提として、それに合ったスプリングを採用する。いっぽうで「スーパーロー」は、さらにスタイリングを重視して、より車高を落とすことが可能なスプリングを採用している。ちなみにフロントはショックアブソーバーの調整で対応できるので、設定にちがいはない。写真はエスティマのリヤ用のスプリングで、左側の「ロー」は15〜50mmダウン、右側の「スーパーロー」は50〜85mmダウンとなる。

「ヴァカンツァ・ワゴン」と「ヴァカンツァ・ゼロワゴン」には、減衰力固定式タイプのほかに、リヤだけ減衰力を8段階に調整できる機構を備えたタイプもある。減衰力というのはショックアブソーバーの硬さのこと。減衰力が強いほうが揺れを抑える力も強くなるけど、そのぶん乗り心地は硬くなりがちだ。でも、大人数を載せたりしてリヤが重くなると、通常の減衰力では揺れを抑えにくくなるんだ。そこで、少人数しか乗らないときは減衰力を弱くしておいて、大人数が乗るときだけ、減衰力を強くしてやれば、いつでも快適な乗り味が得られるというわけ。調整ダイヤルはショックアブソーバーの下についているので、タイヤの裏に手を伸ばして調整することができる。

室内にいながらコントローラーで乗り味を変えることができる アーム類を交換して、車高ダウン時にもタイヤの向きを補正


e-con(電調式・減衰力コントローラー)
価格:4万7040円(税込)

“e-con”は「ヴァカンツァ・ゼロワゴンe」シリーズの車高調とあわせて使うと、室内のコントローラーで車高調の減衰力を5段階で変えることができる電子パーツだ。e-conは、本体のほかにコントローラーとモーター4つがセットになっている。このモーターを「ヴァカンツァ・ゼロワゴンe」の上部に取り付けて使う。コントローラーで操作すると、モーターが動いてショックアブソーバーの減衰力調整ノブを回してくれるんだ。たとえば街中では柔らかく、高速道路では硬くしてみたり、ひとりのときは硬めにして運転を楽しんで、家族を乗せてるときは柔らかめにして乗り心地をソフトにする、なんてことも簡単にできちゃう。コントローラーも、4つあるボタンを押すだけの簡単操作だ。

極端に車高を下げると、タイヤが内側に傾いたり、内股ぎみになってしまうなど、タイヤの角度(アライメントという)が変わってしまい、タイヤの減りが早くなるなどの問題がでてくることがある。ただ、車種によってはサスペンションアームを交換することで、正しく補正できることが多い。クスコでは、いろいろな車種用に調整式アームを発売しているので、ノーマルでは長さ調整機構がないアームでも、これに交換することでタイヤを正しい角度に戻せるんだ。ちなみに車高調を装着したら、アライメントをチェックして、正しく調整しておくのが鉄則だ。

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