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マツダ ロードスター マツダスピード M'zチューン From JDM-OPTION [2007.07]
気になる新型車の実力チェック! 試乗レポート
マツダ ロードスター マツダスピード M'zチューン
MAZDA ROADSTER MAZDASPEED M'z Tune
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スーパーノーマル的なバランスのよさが最大の特徴
「ロードスターマツダスピードM'zチューン」のベースになっているのは、RSの6MT、ソフトトップモデル。モイストシルバーメタリックのボディカラー(RX-8やマツダスピードアテンザのM'zチューンと共通色)は、カタログモデルのロードスターにはない専用色だが、それ以外にもエクステリアは専用のアイテムをコーディネイトして特別に仕立てている。
 リヤスポイラーやマツダスピード製サイドスカートはマツダ純正オプション品だが、フロントエアダムスカートやリヤアンダースカートはM'zチューンだけの専用品。フロントエアダムスカートは“いかにも”という感じで、ちょっとやりすぎのような気もするけど、「M'zチューン」だと自慢できるからよしとしよう。
 インテリアは、「マツダスピード」オーナメントのついた専用スカッフプレートで、ドアを開けた際のさりげないアピールをしているほか、マツダスピード製シフトノブや、専用3Dネットシートを装着。専用ネットシートは、ウレタンのクッションではなく、ネットが体を支える構造になっているシートで、体を点ではなく面として支えるのが特徴のシート。
実際に座ってみると、窮屈にはならない程度で身体をしっかりと包み込み、クルマとの一体感が高くなるのを実感できるし、スポーティドライビングにもしっかり応えてくれるのを確認できた。
「マツダスピードM'zチューン」は、目を三角にしてサーキットでタイムを競ったり、ワインディングを攻めたりするものではない。しかし、気持ちよく曲がるサスペンションと軽快なエンジンは、適度なペースでドライブを楽しもうというロードスターファンにとっては、とても魅力的な1台だ。そして、日常の足としてなんの不満のない、デートにも使える快適な乗り心地だって備えている。そんなバランスの良さに、ひとりのクルマ好きとして好感が持てた。
フロントバンパー自体はノーマルと同じだが、バンパー下にフロントエアダムスカートを装着することで特別感を演出している。形状は、かなりスパルタンだ。 リヤアンダースカートは、M'zチューンの専用品。ディフューザー的な造形になっていて、レーシングマシンのようなスパルタンさをイメージさせる。
サイドスカートは、マツダ純正オプション品を標準装備。前後のスカートとは異なり、ボディラインによく馴染んだ違和感のないデザインだ。 ダックテールタイプのリヤスポイラーは、ディーラーでも購入できるマツダスピード製。いかにも存在を主張するデザインではなく、さりげなくフォルムを引き締める形状だ。
ハイマウントストップランプもクリアレンズ化。走りにはまったく関係ない部分だけど、ドレスアップ効果は高い。もちろん、点灯時には赤く光る。 糸を立体的に編み、ネット状にして体を支える3Dネットシートは、座ると身体が沈み込むので見た目以上に包まれてホールド性が高い。そしてフィット感に優れているのも特徴だ。通気性も高いから、夏のドライブが快適になるだろう。
ドアを開けると現れるスカッフプレートも、「マツダスピード」ロゴの入った専用アイテム。座面が低くてステップの高いロードスターでは特に目立つ部分だけに、こういった細かいドレスアップも効果的。
試乗レポーター工藤ちゃんの総括
ノーマル+αの味付けにとどめたおかげで、快適性と走りのバランスが高次元でまとまっているのが素晴らしい! ガンガン走るひとには向かないけど、ワインディングを気持ちよく流すのが好きなひとには最適の味付けだ。ノーマル+65万円という価格も内容を考えれば納得できるね。
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