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マツダ ロードスター マツダスピード M'zチューン From JDM-OPTION [2007.07]
気になる新型車の実力チェック!
試乗レポート
マツダ
ロードスター マツダスピード M'zチューン
MAZDA ROADSTER MAZDASPEED M'z Tune
SPECFICATIONS
エンジン:2リッターDOHC16バルブ
(出力未公表:125kW[170ps]+α)
駆動方式:FR
トランスミッション:6速MT
全長×全幅×全高:4000mm×172 0mm×1245mm
車両重量:1110kg
価格:315万0000円

手に入れたのは、ノーマル以上の気持ちよさ
軽快感がポイントのワークスチューン
MAZDA公式サイト
ムービーレポート
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これは事件だ! 7000rpmまでストレスなくまわるエンジンが載った
 ロードスターの気持ちよさって、やっぱり軽快さだ。ガッチガチに固めたボディや足まわりでカミソリのような切れ味のハンドリングなんてロードスターらしくない‥‥っていうかはっきりいってロードスターとしては邪道。そんなのは、ホンダのS2000に任せておけばいいわけで、ワインディングロードを走ったときに「疲れたな」じゃなくて「気持ちよかったな」と思えるかどうかが、チューニングしたロードスターが成功しているか否かの基準だとボクは思う。
 今回試乗した「ロードスターマツダスピードM'zチューン」は、マツダの関連会社であるマツダE&Tがプロデュースし、ディーラーで購入できるコンプリートカー。それにしたって、さすがワークスの仕事だ。足まわりを強化するといっても、ガチガチの足にするなんていう暴挙に出ず、ワインディングを爽快に走れるしなやかな足。ロードスターのキャラクターがしっかりわかってのチューニングなのはえらい。
 乗ってまず感動するのは、吸排気と専用の軽量フライホイール、そして専用のパワートレインモジュール(いわゆるECU)により、エンジンが7000rpmまでストレスなくまわること。いままで、ディーラーで買えるのにエンジンが7000rpmまでキッチリまわるロードスターなんてあったかい? そんなエンジンを積んでいるのが、まずニュースだ。
 たしかに、7000rpmまでストレスなくまわるとはいっても、ホンダのエンジンのようなキレや、まるでドーパミンを大放出するかのような高回転の盛り上がりはない。だけど、いいじゃない。エンジンが高回転までしっかりまわるようになったことで、これまで以上にワインディングを楽しめるようになっているのは間違いないのだからさ。
 エンジンスペックは公表されていないが、エンジンがまわるようになったぶんだけパワーが上がっているのは間違いない。
エンジン内部はノーマルだけど、専用ECU、フライホイール、吸排気チューンなどにより7000rpmまでスムーズにまわるエンジン。レスポンスやアクセル操作に対する応答性も、ノーマル以上の気持ちよさを実現。 7000rpmまで気持ちよくまわるエンジンの搭載は、ノーマル状態のロードスターとしては革命的なこと。レブカウンターは、7000rpmを超えるとレッドゾーンになる。公式スペックは発表されていないが、高回転域のパワーだけでなく中回転域のトルクもノーマルより力強い。
マツダスピードのスポーツマフラーは、低音を強調しすぎず、心地よいエキゾーストノートを奏でる。排気系には専用の低排圧キャタライザーシステムも組み合わせていて、このキャタライザーもエンジンフィール向上に大きな役割を果たしているにちがいない。 マツダスピードM'zチューンは、「走行性能と快適性の高次元でのバランス」をテーマに、マツダの関連会社であるマツダE&Tが製作し、全国のマツダディーラーで販売するコンプリートカー。ただパーツを取り付けたのではなく、専用サスペンションを開発するなど内容は本気だ。
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