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スバル レガシィB4 2.0GTスペックB From JDM-OPTION[2006.06]
気になる新型車の実力チェック! 試乗レポート
スバル レガシィB4 2.0GTスペックB PART3
SUBARU LEGACY B4 2.0GT spec.B
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走りのレベルは向上したが、味付けはマイルドになった
 ドロドロと独特の排気音を響かせながら加速していくクルマ。低回転はトルク不足。先代までのレガシィって、そんなイメージだった。よくも悪くも水平対向エンジンのクセが強くて、マニア受けする個性派マシンなのだ。
 走行性能に関していえばレガシィは初代からまさにスポーツセダン&スポーツワゴン。4WDにより悪天候のハイスピードクルーズが得意ないっぽうで、ワインディングに持ち込めば4WDとは思えないほどよく曲がり、立ち上がりではしっかりとトラクションをかけながら加速していく。歴代のいずれのレガシィも、スポーツドライビングを堪能できる味を持っていた。
 で、4代目にあたる現行型レガシィになって変わったことは、水平対向の味が薄まったこと。もはや排気脈動を響かせる独特の排気音はないし、歴代のウィークポイントだった低速トルクのなさも「普通」水準までは到達している。確実にレガシィならではの個性は薄まっているといっていい。
 対照的にまったく変わらないのはスポーツマインド。ガンガン攻められるハンドリングは、さらに磨きがかかったし、高速コーナリングの安定性もヨーロッパのスポーツセダンに引けを取らない国産トップレベルだ。
 そして迎えた今回のマイナーチェンジ。多岐にわたるマイナーチェンジのメニューをこなした結果、部分的に進化したのではなく、全体的なパフォーマンスが高まったていることは確実。部分的にパフォーマンスが向上したのではなく、動力性能(出力特性)も、ハンドリングも乗り心地も、そして燃費や環境性能もトータルでレベルが上がっている。そしてそれは、決してオーバーな言い方ではなく、乗って100mも動かしてみれば完成度が高まっているのがキッチリわかるレベルだ。
 特に、動き出す時のクルマの反応(特にS#モード)と段差を乗り越えたときの振動の吸収のしかたは大きくレベルアップしている。ボディをさらに強固に固めたこととサスペンションの味つけをリセッティングしたことにより、ハンドリングはさらに磨きがかかったのも事実だ。
 ただ、GTスペックBの味付けは、スポーティなテイストとして尖っていた部分がずいぶん丸くなった気がする。もっとも大きな理由はガンガン突き上げがあった乗り心地が、相変わらず乗り心地は硬いけど角を丸めて「あたり」がソフトになったことだけど、エンジンのピーキーさがなくなったことも大きく影響している。このふたつの進化は、クルマとしては正常進化だけど、スペックBの個性を失わせてしまったことは間違いない。
 そこで、GTスペックBをチューニングするならば、足まわりも含めて、フィーリングをもっとスポーティな方向に向けることが第一歩になるだろう。
スペックBは、純正で18インチタイヤを採用している。タイヤサイズは215/45R18で、銘柄はポテンザRE050Aだ。ちなみに4WDシステムは、MT車がビスカスLSD付きのセンターデフ式、AT車は不等&可変トルク配分式の電子制御式を採用する。 タッチパネル式のカーナビ用モニターは、車両の状態を表示するマルチインフォメーションディスプレイとしても機能する。写真は瞬間燃費/平均燃費/アクセル開度を示す3連メーターだが、盗難警報装置やドアロックなどのカスタマイズもこのモニターを使っておこなう。
シートは運転席と助手席の座面の形状を変更し、快適性と乗降性を高めている。2.0GTスペックBには運転席に8ウェイの電動調整機能を備えたオフブラックのファブリックシートが標準装備で、オプションでレザーシートを選ぶことも可能だ。 ダッシュボードは、金属調のパネルを追加して質感をアップ。運転席と助手席の温度を独立で設定できる左右独立空調システムも今回のマイナーチェンジからの採用だ。メーカーオプションのマッキントッシュオーディオシステムは、さらに綿密なチューニングが施された。
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