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スバル レガシィB4 2.0GTスペックB From JDM-OPTION[2006.06]
気になる新型車の実力チェック! 試乗レポート
スバル レガシィB4 2.0GTスペックB PART2
SUBARU LEGACY B4 2.0GT spec.B
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マイナーチェンジの内容は多岐にわたる
 「D型」へと進化した今回のマイナーチェンジ変更点は、エクステリアからシャシー、サスペンション、エンジン、トランスミッション、インテリアと多岐にわたるのは大掛かりなもの。エクステリアはヘッドライトやバンパーをはじめフェンダーやボンネットまで変更し、Aピラーから前はすべて新設計。そして、ホイールやテールランプ、リヤバンパーも新デザインだ。とはいえ、誰が見てもレガシィだとわかるようにイメージはしっかり引き継いでいる。
 シンプルさがなくなったB4のフロントバンパーに関しては好みじゃないひともいるかもしれないけれど、アフターマーケットのエアロパーツが豊富に発売されるだろうから、それらを選ぶのも手だ。
 ボディは、さらなる剛性アップのために各部を補強。フレームの結合部分を大型化したり板厚を拡大し、Aピラー下からサイドシルにかけて補強材を追加。18インチタイヤ装着車などはAピラーとフレーム上部をつなぐ補剛材を追加して、特にサスペンション取付け剛性を高めている。サスペンション取付け剛性を高めたことにより足まわりの味付けも変わって走りはしなやかになった。
 つまり、車高調選びだってマイナー前とは異なるはず。ボディ剛性アップの影響でワインディングを気持ちよく走るためには必要以上に足を固める必要がないから、マイナーチェンジ前よりサスペンションの味付けはしなやかになりそうだ。
 おなじみ水平対向の2Lターボエンジンはターボチャージャーやカムシャフトの変更にはじまり、AVCSによるバルブの開閉タイミングの変更、排気ポートの形状変更など大幅に手が入っている。さらに「SI-ドライブ」を追加しているから、マイナーチェンジ前とはずいぶん印象がちがう。ターボが効きだす2500rpmを超えてからどんどん元気になる特性に変わりはないが、回転がなめらかになったことに加えて2000rpm付近の低回転が太くなり、より扱いやすくなったのが特徴だ。
レガシィシリーズには2種類の2L自然吸気エンジン、2Lターボエンジン、2.5L自然吸気エンジン、そして3Lエンジンと合計5タイプのエンジンをラインナップ。最速モデルの2.0GTスペックBに搭載するのは、もちろん最強スペックの2Lターボエンジンだ。出力は280ps。 3.0RスペックBに続いて、2.0GTスペックBも6速のトランスミッションをゲット。また、MTモデルはリヤのLSDがトルセンになったのもパワートレイン系の大きな変更だ。ターボと3.0RのAT車には、ステアリングを握ったままシフト操作ができるパドルシフトも追加。
チルトだけでなくテレスコピック調整もできるようになったステアリングホイール。ターボモデルと3.0RのステアリングホイールはMOMO製の本革巻きで、オーディオ操作やモニターの表示切替、SI-ドライブのS#へのモード切替ができるスイッチが備わっている。 スペックBの最大の特徴は、ビルシュタインダンパー備えていること。もちろん色は黄色で、フロントは倒立式を採用している。セッティングは走行性能の高さと走る楽しさを引き伸ばす設定だが、マイナーチェンジ前よりも乗り味はマイルド。アームはアルミ鍛造製。
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