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涙目インプレッサオーナー待望の
ポン付けタービンがリリース開始
テスト車両はGT2530kaiがセットされたHKS北
海道サービスのデモカー。前置きインタークーラ
ーやメタルキャタライザー、FコンSZも装着され
ていた。そのパワーを体感したいひとは札幌店
(011-871-0455)に行けば、試乗させてもらえるよ。 HKS
GTスポーツ
タービンキット
価格
○GT2530kai/GT2835 価格未定・近日発売
対応車種
GDBアプライドC/D/E
※アプライドFについては取り付け確認中
   
ノーマルでも恐るべき高性能ぶりを発揮するGDBインプレッサ。でも、チューニングベースとしては意外にやっかい。というのも、もともとがハイブースト仕様のエンジンだけにパワーアップしにくい。さらに、中〜高回転域では純正タービンが飽和状態で、パワーがタレてきてしまうとか。そんなこんなで涙目インプレッサに、効果テキメンのポン付けタービンをチェック!
中〜高回転域をアップして全域トルクフルを実現する
 すでにGDBのアプライドA/B用としてGT‐RSタービンを設定してるHKS。だけど、アプライドC以降については音沙汰なしだったんだよね〜。それは、開発をさぼっていたわけじゃなく、C型以降で採用された等長エキマニにあわせ、タービンのエキゾーストハウジングを新設計していたからなんだ!
 というわけで、涙目インプレッサオーナー待望のポン付けタービンキットを紹介しよう。アプライドC/D/E用として新たにリリースされるのは、レスポンス重視のGT2530kaiと、パワー重視のGT2835の2タイプ。
 どちらもアクチュエーター式のポン付けタービンで、GT2530kaiは燃料系やインジェクターもノーマルのまま350〜360ps、GT2835のほうはレギュレーターで燃圧をあげさえすれば380〜390psを期待できちゃうんだ。
 コンセプトは下から上まで気持ちよく吹きあがるタービン。これを実現するため、HKSではトルクのピークを4000rpm前後に設定。シフトチェンジで回転が落ちてもパワーバンドをはずさずに、加速が途切れないレベルでの高回転化を目指したとか。
 じっさいGT2530kai仕様のデモカーに試乗してみたんだけど、ありあまるパワーにビックリ。2000rpmもまわっていれば、登り坂でもぐいぐい加速していく。しかも、その加速が高回転まで息つくヒマなく持続する!
 このタービンの登場で、インプレッサチューンがますます盛り上がりそうな予感がするぞ。
GT2530kaiは燃料系さえ手を付けずに気軽にタービン交換を楽しめるのが魅力。でもって、排気量アップなどさらなるチューンを目論んでいるひとにオススメなのがGT2835のほう。どちらも20〜30万円で、8月中にリリース開始。 GDBはアプライドA/B(丸目)が非等長エキマニだったのに対し、アプライドC(涙目)以降は等長タイプに変更されている。HKSではこれにあわせエキゾーストハウジングを新設計。純正エキマニやサクションをそのまま流用できるポン付けタービン化を実現した。
タービン特性のちがいをCheck! タービン特性のちがいをCheck!
シャシダイの計測結果をみれば、パワーバンドが中〜高回転にシフトしたのが一目瞭然。純正タービンは、アクセルを踏み込んだ直後こそトルクフルなものの、それが持続しないんだ。これに対し、GTタービンではピークトルクが常用域である3500rpm以上に移行。だからシフトチェンジしてもパワーバンドをキープでき、加速がとぎれない。タービンの容量が大きいから、高回転までパワフルだぞ。
ポン付けタービンだから、ブーストアップ時にゲットした前置きインタークーラーやサクションキットをそのまま流用できるってのもミソ。ちなみにGDBはタービン直後に触媒があって排気抵抗が大きいので、タービン交換の効果を引き出すために、HKSではメタルキャタライザーへの交換を推奨しています。
コペン用のタービンキットも新登場っ
7月号のFF情報局で紹介したコペンのターボキット。その全貌がいよいよ明らかになってきた。8月25日に発売される、MT用プロトタイプのお値段は40万円以下のお手軽プライス。以前レポートしたとおり、IHI製のRHF3タービンに専用エキマニ、メタルキャタライザー付きのアウトレットなどがパッケージングされる予定だ。HKSでの社内テストでは、最大ブースト1.3kg時/cm2に130ps(なんとカタログスペックの2倍!)を記録しているだけに、人気集中は間違いなし。20セットのみの限定発売なので、欲しいひとは急げ!
インタークーラーやパイピングキットもリリースされている。ちなみにコペンは100psを超えると燃料が足りなくなってくるので、最低限燃圧レギュレーターなどのパーツが必要になってくるぞ。
 
  問い合わせ:エッチ・ケー・エス 0544-29-1100 http://www.hks-power.co.jp/   ○ このページの先頭へ