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インナーサイレンサーなしで車検対応の両者が激突!?
ナナメ跳ね上げ式とも呼ばれる砲弾型マフラー。レーシーで軽い、そしてパワーアップ効果もテキメンってなわけで、走り屋に根強い人気! しかし、近ごろは取り締まりが厳しくなってきたこともあって、爆音ってのを気にするひとが多くなってきた。実際のハナシ「そろそろウルサイ砲弾マフラーから卒業しようかなぁ〜」なんて、思っているひともいるのでは? そんなキミに紹介したいのが、ブリッツのニュルスペックRXだ。その特徴は、砲弾型ならではの排気効率のよさはそのままに、控えめサウンドを実現したってところ。しかもインナーサイレンサーに頼らず、 JASMA基準をクリアしているっていうからスゴイ。その秘密は、メインサイレンサー内部に適度な絞りを入れたり、車種別にサブサイレンサー内径を変えたりといった細かい積み重ね。そうしてパワーと静音の両立に成功したというのだ。しかし、保安基準に対応していても“もっと静かに‥‥!!”という要望も少なくない。そこで、確実に音量ダウンしたいひとには、やはりサイレンサー容量の大きなオーバルタイプがいいだろう。砲弾型ルックスはやんちゃすぎるなんて、ジェントル指向のひとにはこちらが人気だ。ブリッツでそんなニーズに応えるのは“リアライズTT-R”。こちらは確実に消音することを第1に、その範囲の中でのパワーアップを追求したものだ。ふたつのモデルともにインナーサイレンサーにたよらずにJASMA基準をクリアしているという共通項がみえてくる。大きくちがうのはサイレンサー形状くらいなものなのだ。というわけで、ここでは砲弾型のニュルスペックRXとオーバル型のリアライズTT-Rをつけ替えて、音量&パワーの変化をチェックしてみることにするぞ。
Silent

価  格:4万4800円〜

仕  様:オールステンレス

保安基準適合REALIZE TT-R
ビジュアルにもこだわる静音系のスタンダード!
“音は小さくハイパワー”というコンセプトで人気のリアライズTT。そのオールステンバージョンがこちら。消音に有利なオーバルサイレンサーを採用したほか、その効果を高めるために、内部にはステンウールとグラスウールを併用。車内の会話が楽しめる心地のいいサウンドを実現したってのが特徴だ。また、そのすべてに鏡面処理が施されるほか、テールにはBLITZロゴをあしらった特殊2重構造が採用される。クオリティの高さにも自信ありだ。
ニュルスペックRXと比べちゃうと、パイピングの曲げはちょいときつめ。これはオーバル型のサイレンサーを収めるためにいたしかたないところか!? また、中間サイレンサーも、かなり大きめのサイズをセット。メインパイプは76.3φと、こちらもニュルスペックRXより1サイズ細めで、排気効率よりも消音を意識した造りになっているのがわかる。 静かなだけじゃない!?
サイレンサーも消音を意識したため、絞りは多少きつめ。消音性能を取るなら間違いのない選択だ。ヌケばかりを追究するのではなく、あえて排気をためることで、トルクアップもはかっているぞ。テールは熱が伝わりにくい2重構造だから、バンパー焼けの心配もなし!
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Power NUR-SPEC RX

価  格:5万4800円〜

仕  様:オールステンレス 保安基準適合NUR-SPEC RX
砲弾型なのに静かを極めたJASMA認定モデル
性能を最優先させたモデルとして有名な、ニュルスペックR。これをJASMA基準に対応させるべく改良をおこなったのが、こちらのニュルスペックRXだ。イチバンのポイントは、インナーサイレンサーなしで車検に対応できるってところ。これを実現するために、パイプ径はもちろん、サイレンサー形状、パイピングの太さにいたるまで各部を見直しているそうだ。また、ただ静かなだけでなく、心地よいエキゾーストノートを追究してるっていうのも見逃せないポイントといえるよ。
ここまで一直線に伸びているマフラーも珍しい。しかし、これも砲弾型のメリット。サイレンサーが小ぶりだから、それに影響されることなくパイピングを自由にレイアウトできるんだ。ちなみに車種ごとに決定されるというメインパイプの太さはER34の場合80φ、出口は114.3φのスラッシュカット。160φのメインサイレンサーは、鏡面仕上げでピカピカ! 軽さもぬかりなし
排気効率はもちろん、軽さにもこだわる。そのひとつがフランジ。肉厚が薄いモノを使用し軽量化。さらに折りをつけることで剛性を確保しているのだ。また、インナーサインレンサー不要ってのも軽さにつながっているね。
サブサイレンサーにもこだわる
中間サイレンサーも車種ごとに最適な内径がチョイスされる。音の周波数を解析しながら設計されていて、いやなこもり音もないよ。こんな見えないところまでTig溶接が施されているのにも注目したい。
 
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対戦結果
パワーCHECK!!
その差はなんと18ps

砲弾型の圧倒的な勝利!
音量CHECK!!
静かさではオーバルが一枚上手

しかし砲弾型も意外にあなどれない
いや〜、純正マフラーでの計測ができなかったのが非常に残念。だって、その差の18psって、静音マフラーとハイパワーモデルを比べた結果だよ。純正マフラーと比べて、砲弾型のニュルスペックRXが、いったい何馬力アップしているのかも興味シンシンだったね。ER34のカタログ値は250psだけど、リアライズTT-Rだって確実にパワーアップしているハズだからね。軽く見積もっても30psはアップしてるんじゃないかな? というわけで、パワー勝負はニュルスペックRXの圧倒的な勝利。特に高回転での伸びにちがいがみられたよ。
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パッと見は、爆音マフラーっていうムードをかもしだしているニュルスペックRX。しかし、近接排気騒音はJASMA基準の100dBを大きく下まわり92dBというオドロキの結果に。もちろん、アクセルをあおると重低音の効いた排気音がするんだけど、うるさいって感じるレベルではないよ。これで大幅にパワーアップするっていうのだから恐るべし。さらに静音代表のリアライズTT-Rにいたっては、87dBというこれまたビックリの結果が。確かにノーマルなのかってくらい静かなんだ。大人っぽくキメたいなら、ブリッツのマフラーはオススメだね。

ニュルスペックRX リアライズTT-R

アイドリング時 72dB 66dB

近接排気騒音 92dB 87dB
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  ブリッツマフラー プチカタログ  
ニュルスペック
廉価版! 価 格 : 3万4800円〜 仕 様 : ○オールステンレス○保安基準適合
メインパイプはそのままにリヤピースのサイレンサー部分のみを交換するタイプ。これにより、リーズナブルに仕上げたってのがウリ。中〜高回転域でのパワーアップを実現してくれるのだ。JASMA基準にも適合するよ。
ニュルツーリング
静音系! 価 格 : 5万4800円〜 仕 様 : ○オールチタン ○保安基準適合
パワーと静かさを両立するオトナのマフラーを目指し開発されたこのマフラーは、丸みを帯びたオーバル形状のサイレンサーが特徴。Tig溶接&鏡面仕上げで、落ち着いたスタイルを演出してくれるのだ。
ニュルスペックV
アイデア系!

価 格 : 5万4800円〜

仕 様 : ○オールステンレス○保安基準適合
音やパワーを調整できるバリアブル構造のインナーサイレンサーを標準装備。メインサイレンサー内部を、テールに向かって広がっていくテーパー形状とすることで、消音とパワーを両立してるってのもミソだ。
リアライズTT
定番モデル!

価 格 : 3万9800円〜 

仕 様 : ○オールステンレス○保安基準適合
スタンダードなオーバル形状のサイレンサーを採用。高い消音効果とハイパワーの両立を実現したリアライズTT。豊富な車種ラインナップをそろえているのもうれしいね。テールはステンレスの鏡面仕上げ!
問い合わせ:ブリッツ 0566-79-2200 http://www.blitz.co.jp/ ○ このページの先頭へ