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日本の匠が中国市場向けカスタムパーツを開発!! 2017/08/01 12:00

bannertmworks.jpgいまや自動車生産台数世界一を誇り、世界最大の自動車市場となっている中華人民共和国。
クルマが増えればカスタムやチューニングをする人口も増えるし、日本車の流通量も少なくない。
そんな中国市場に流通する日本車をカスタマイズしたいというユーザーに向けて”JAPAN quality”のチューニングパーツを提供するべく、製品開発をスタートしたのが『T.M.WORKS』だ。
日本国内では点火系パーツのブランドとして知られている同メーカーが、得意とするECUチューニングパーツの『DME TUNE Type M』と、オリジナルマフラー(中国市場専売品)をセットにした『T.M.WORKS High Performance Muffler』を企画開発中だという。

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特に最近の車両はマフラー交換のみで性能アップを体感することが難しく、交換によってチェックランプやエラーメッセージが表示されてしまうこともあるという。
セッティングデータ入りのサブコンピューターをセット販売することで、より安心して効果的なチューニングを楽しんでもらおうというのがねらいだ。

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T.M.WORKS轟代表(写真中央)がマフラー開発を依頼したのはクエストの鈴木代表(同右)。かつてチューニングパーツメーカーのトラストに在籍し、OPTION谷田部最高速テスト全盛期に好記録を残してきた、知る人ぞ知るチューナーだ。
そして、T.M.WORKSとクエストのタッグを実現させたのが、中国でチューニングパーツメーカーを経営する『上海庞钧汽车科技有限公司』の浅見代表(同左)。かつては関東のスーパーオートバックスでメカニックを務め、中国進出メンバーとしても活躍するなど、日本と中国の両方のチューニング需要を知るキーパーソンと言えるだろう。
「中国で日本車をチューニングするユーザーは、予算的にも余裕がある方が多く、当然ながら高いクオリティも求められます。反面、残念ながらコンピューターセッティングなどをまともにできない技術者が少なくないというのも現状です。だからこそ、カンタンに取り付けができて、画一的な性能アップを提供できるこのパッケージは、中国市場にピッタリだと考えています。このC-HRを手始めに、対応ラインナップも増やしていく予定ですよ」とASMファクトリー浅見代表。

img_8061.jpgimg_7746.jpgプロジェクト第1段として選んだのは、トヨタが世界戦略車として位置づけている『C-HR』。小排気量の1.2ℓ直噴エンジン+ターボチャージャーという組み合わせだ。

まずは純正マフラーをパートごとに外しながら排気音をチェックしていく鈴木代表。「最近のクルマは環境性能に対応するために複数の触媒などを組み合わせた複雑な排気管が多い。しかもヌケをよくしたからといって簡単にパワーが上がるわけでもないから、一昔より設計が難しいです。中国のユーザーには”交換した感”を得られる大きめのサウンドが好まれるようだから、そのあたりも考慮して開発していきます」とのこと。
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消音タイコは性能だけでなく音質にも大きく関わる部分。穴径の異なるパンチングを組み合わせたり、長さを調整したりと、ファクトリー内の設備を使ってノウハウをつぎ込みながら求める音と性能を作り出していく。
「触媒や消音タイコのテーパー部分は割れを防ぐためにヘラ絞り加工の材料を使いたいし、それぞれの材質などにもコダワリがある。でも、中国でも手に入る材料を使わないと量産時にコストが合わなくなってしまうから、そのあたりも考慮して設計をしないと意味がないんですよね」とのこと。

『DME TUNE Type M』は、専用ハーネスによって既存配線にカプラーオンで割り込ませるだけの簡単装着で、約0.2kg/cm2ほどのブーストアップを含むコンピューターチューンを実現できるアイテム。万一チェックランプが点灯した場合にも対応できるロータリースイッチを本体基板に装備しているのもポイントだ。
「中国のユーザーさんには自分でパーツを装着するDIY文化はないそうですが、自分でも装着可能なレベルの難易度で確実に性能アップを体感していただけるセットです。純正状態への復帰が簡単にできるのも特徴ですね」とT.M.WORKS轟代表
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テスト車両には点火コイルへの入力電圧を向上させる『イグナイトVSD alpha 16v』と、電力供給を安定させる『イグナイトVSD alpha CI』も装着されていた。高回転時の失火などを防ぐためにも、パワーアップにともなって点火性能向上も行っておくのがオススメだという。

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プロジェクト始動前から中国に足を運んで現地の視察やスタッフへの技術指導をおこなってきた鈴木氏。そのタイミングから開発が行われてきたシビック1.5T用マフラーはC-HR用に先立ち8月1日から発売開始。SUS304ステンレス製で、スイッチ操作で排気経路を消音モードに切り替えができるバルブ付きモデルなども用意されている。

『T.M.WORKS High Performance Muffler』

対応車種:シビックセダンEX-T/EX-L/ツーリング、シビッククーペEX-T/EX-L/ツーリング、C-HR G-T/S-T ほか
発売記念特価:DME Tune Type M+マフラー(バルブ付き)セット 11,000元
       マフラーのみ 8,500元(バルブ付き)/6,500元(バルブなし)

問:T.M.WORKS http://tmworks-web.jp/
  上海庞钧汽车科技有限公司 http://www.born-dream.com/

取材協力:クエスト http://www.rcm-quest.co.jp/