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CR-Z CONCEPT 2009

HONDA
●CR-Z CONCEPT 2009

前回、2007年の東京モーターショーでコンセプトカーが展示され、社長スピーチで「2010年に発売」と明言したのが「CR-Z」。かつてあちこちの峠で元気よく走っていた「CR-X」をイメージさせるスポーツカーだ。ちなみに、Zは“ゼット”ではなく“ジー”と発音する。かつての人気モデルをイメージさせるのはトヨタの「FT-86」と同じだが、CR-Zの注目ポイントはハイブリッドシステムを組み込んだ新世代スポーツカーを提案していること。環境が叫ばれる昨今、後ろめたさを感じずにスポーツ走行を楽しもうというのがホンダの狙い。そして、「これからもスポーツカーを忘れません」というホンダからのメッセージでもある。ハイブリッドの考え方はホンダ定番のIMA(インテグレーテッドモーターアシスト)だが、エンジンはインサイトやシビックハイブリッドに使われている1.3Lではなく、よりパワーのある1.5L。そこに6速マニュアルトランスミッションを組み合わせている。燃費を求めればCVTが理想だ(そして発売時にはCVTもラインナップされるだろう)が、モーターショーではスポーツ性をアピールするためにあえてMT車を出展しているのだろうと推測できる。発売はもうすぐなので、フロントマスクや内装の細かい仕立てなどショー用に厚めの化粧を施した細部を除けば、出展車両はほぼ市販車同様。スポーツモデルを自負しているだけに、走りの楽しさは相当期待できるはず。気になるのは、車重をどこまで軽くできるか?だ。

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