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2006 D1グランプリ・リザルト
●D1 GRAND PRIX 第8戦 in アーウィンデールスピードウェイ
●D1 GRAND PRIX ワールドオールスターマッチ in アーウィンデールスピードウェイ
●D1 GRAND PRIX 第7戦 in 富士スピードウェイ
●D1 GRAND PRIX 第6戦 in 鈴鹿サーキット
●D1 GRAND PRIX 第5戦 in エビスサーキット
●D1 GRAND PRIX 第4戦 in オートポリス
●D1 GRAND PRIX Exhibition in ラスベガス
●D1 GRAND PRIX Exhibition in UK
●D1 GRAND PRIX 第3戦 in 富士スピードウェイ
●D1 GRAND PRIX 第2戦 in スポーツランドSUGO
●D1 GRAND PRIX 第1戦 in USA
●EXHIBITION MATCH USA vs JAPAN ALL-STAR in USA
D1 GRAND PRIX 第8戦 in アーウィンデールスピードウェイ [2006年12月17日]
熊久保がタイトル獲得&田中が優勝で、
チームオレンジW栄冠!!
「雨とか雪とか好きなのかな?」
トーナメントの途中で雨が降りだす難しい状況のなか、田中はチームメイトの熊久保を倒して決勝に進出。このコースで3回連続優勝している風間と対戦した。1本目のバンクでは先行の風間が派手さで上まわるが、ヘアピンでは田中が風間のインを差し、ほぼ五分の判定。2本目は、ヘアピンで風間が思い切って田中のインに飛び込んだが、田中の減速に車速を合わせきれずスピン。田中が2003年第3戦“雪の備北”以来2度目の優勝を決めた。
ベスト8 [田中vs末永(正)] 準決勝 [田中vs熊久保]
ベスト8の対戦相手は末永。1本目に末永のインを差した田中に対し、マシンの仕様がウエット路面に合っていなかった末永は、2本目にバンクでドリフトが戻り、インフィールドでもミスをして、田中の勝利が決まった。 準決勝はチームメイトの熊久保と対戦。のむけんの敗退で熊久保の年間タイトルが決まった直後だったため、ふたりとも嬉し涙で前が見えない状態で走ったという。両者とも「なんだかよくわからない状態」のまま、田中が勝利。
のむけん準決勝敗退でチャンピオンの夢破れる ダレン・マクナマラが外国人選手で唯一ベスト8進出
熊久保とチャンピオンを争っていたのむけんは準決勝で風間と対戦。1本目は互角だったが、2本目にバンクの派手さとインフィールドでの速さで負けた。この瞬間に熊久保のシリーズチャンピオンが決まった。 ハチロクターボを操るD1UKシリーズ出身のダレン・マクナマラは、ベスト16で斉藤と対戦した。後追い時にミスが出た斉藤に対し、ダレンはノーミス走行を連発。先行の2本目には斉藤を引き離し、ベスト8に勝ち進んだ。
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D1 GRAND PRIX ワールドオールスターマッチ in アーウィンデールスピードウェイ [2006年12月17日]
年間王者を逃したのむけん
世界タイトルを奪取!!
「日本のいち番はやめて世界制覇をねらったとですよ」
シリーズ戦はチャンピオンを逃したのむけんだったが、翌日の世界一決定戦は絶好調。ドライ路面に戻ったおかげで、得意の白煙モクモク走行を見せ、単走で100点を獲得。ノリノリの走りで決勝に進出した。対戦相手は、ひときわ高いスピードを見せていた末永だ。1本目はのむけんが後追いだったが、末永のインに入るところまではいけず五分の判定。2本目は後追いの末永が差を詰めながらヘアピンにアプローチしたが、アウトに流されてしまう。これでのむけんの優勝が決まった。
ベスト8 [のむけんvsダレン・マクナマラ] 準決勝 [のむけんvs植尾]
ベスト8ではダレン・マクナマラと対戦。「バンクの出口で速いラインを見つけた」というのむけんは、後追いとなる1本目、ストレートでダレンの真後ろにつけ、ヘアピンでインを差した。2本目は五分で、のむけんの勝利。 準決勝はハチロクで参戦していた植尾と対戦。1本目はバンクの角度と迫力で圧倒したものの、ヘアピンでアウトに流されてしまって五分。しかし2本目、今度は植尾がヘアピンで流されたために、のむけんの価値が決まった。
ギットン、マレーシアのハチロク乗りに破れる リース・ミレン新車を投入!
ベスト16では、マレーシアシリーズの覇者テングー・ジャンが、昨年の勝者バン・ギットンと対戦。ジャンはバンクの走りで劣るものの、ハチロクの軽さを生かして、ヘアピンの速さでギットンを圧倒。ベスト8に進出した。 アメリカのトップドリフター、リース・ミレンが新車ポンティアック・ソルスティスを投入。まだ70%の完成度ということで、今村に完敗してしまったが、スムーズでクイックな走りを見せて、来季の活躍を予感させた。
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D1 GRAND PRIX 第7戦 in 富士スピードウェイ [2006年10月21日〜22日]
コンディション変化に対応した
トラスト川畑が初優勝!!
「決勝戦も予想してたよりはわりと冷静やったですね」
川畑は単走で100点を連発してトップ通過。追走に入っても堅実に勝ち上がり、雨の影響でコンディションが急変した準決勝では、吉岡のミスにも助けられて勝利。初の決勝進出を果たした。もういっぽうの決勝進出者は手塚。野村、風間、熊久保という強敵を倒して勝ち上がってきた。決勝1本目は川畑先行。ここでウエット路面に対応しきれなかった手塚がグリップを失い、ヘアピンで川畑に間隔を開けられてしまう。2本目は川畑がきっちり手塚との距離を詰め、初優勝を決めた。
ベスト8[川畑 vs 小師] 準決勝[川畑 vs 吉岡]
ベスト8では、ハチロクの小師と対戦。川畑先行の1本目は、小師に差を詰められるが、小師がコース外に大きくハミ出て川畑にアドバンテージがつく。2本目は両者ともノーミスの走行で五分。1本目の差で川畑の勝利となった。 準決勝の前から雨が降り出し、路面は急にウエットコンディションに。1本目は、川畑と吉岡の両者ともスピンをしてしまう。評価はイーブン。吉岡は先行になった2本目もスピンをして、川畑の勝利が決まった。
オレンジ対決はスピンで決着 手塚、ランキング上位陣を圧倒!
タイトル争い真っ最中の熊久保はベスト16でチームメイトの田中と対戦。両者ものすごいビタビタ走行で再々戦に突入した。最後は田中が熊久保を押してしまって両者スピン。これが決め手となって決着がつき、熊久保が勝った。 手塚は単走も追走も絶好調だった。ベスト16では、ものすごい寄せでのむけんに圧勝。ベスト8では風間も倒し、準決勝では熊久保にも勝ってしまう。ランキング1〜3位を全員破って、初の決勝進出を果たした。
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D1 GRAND PRIX 第6戦 in 鈴鹿サーキット [2006年9月9日〜10日]
ノーミス走行の平岡、
マイペースの走りで初優勝!
「みんな後ろのときに失敗してくれて、勝っちゃったみたいな‥‥」
ワイズのS15に乗る平岡は、派手さはないものの、速さ、スムーズさ、ラインどりのレベルが非常に高く、毎回安定した走りを繰り返すと、相手がミスをして次々に自滅。決勝まで勝ち残った。もうひとりの決勝進出者は、飛び出しの派手さで対戦相手を圧倒してきたのむけんだった。決勝1本目は、やはり白煙と角度でのむけんが優勢。しかし、のむけん後追いの2本目は、のむけんにドリフトの戻り&ハーフスピンというミスが出て、平岡が逆転。初優勝を決めた。
ベスト8では川畑と対戦。平岡先行の1本目は、川畑が平岡のインに入りすぎてドリフトが戻ってしまい、平岡が大きくアドバンテージ。2本目は、川畑が優勢だったが、1本目のミスが大きかったので平岡の勝利となった。 準決勝は日比野と対戦。1本目、日比野は審査コーナー後半のS字でドリフトが戻ってしまう。大きく平岡アドバンテージ。2本目は先行の日比野がスピードで勝ったが、1本目のアドバンテージが大きかった平岡が勝ち進んだ。
熊久保スランプ? 1回戦敗退 攻めに出た風間、スピンで敗北
今回は走りかたが見つけられずにハマっていたという熊久保は、単走1回戦の得点が伸びず敗退。走りはそこそこまとめたが、スピードガン計測の車速が伸びなかった。これで熊久保はポイントランキング首位から転落した。 ベスト16で平岡と対戦した風間は、先行ではスピードで平岡を圧倒。しかし、ビタビタの追走を狙った2本目に、平岡の走りを読み違えてラインを誤り、スピンして敗退。ランキングでも、のむけんに差を広げられてしまった。
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D1 GRAND PRIX 第5戦 in エビスサーキット [2006年8月26日〜27日]
2戦連続で同カードの決勝は
地元の熊久保がのむけんに競り勝つ!
「いちばん勝てないはずのサーキットで、勝っちゃいました」
地元とはいえ、じつはエビス南をもっとも苦手としている熊久保。しかし、追走に入ると本領を発揮し、水畑、田中一弘に競り勝ち、川畑のマシン不調にも助けられて決勝に進出した。決勝の相手は、2速が使えない状態だったにもかかわらず勝ち上がってきたのむけん。またしても再々戦にまでもつれこんだが、最後は熊久保が1コーナーからのむけんのインに飛び込むという攻めの走りで差をつけ、インプレッサのD1初優勝を決めた。
ベスト16の対戦相手は、単走で100点をとった好調の水畑。しかし、その水畑の走りをずっと研究していたという熊久保は、1コーナー手前からインに飛び込む恐怖のビタビタ走行で圧倒。ベスト8に勝ち進んだ。 ベスト8では、チームメイトの田中一弘と対戦。1本目、田中は熊久保の真横にピッタリくっつく接近ドリを見せたが、3コーナーでカウンターが戻ってしまって減点。2本目は五分という判定で、熊久保が勝利した。
平岡がエビスで強さを発揮 走行10本目でやっと決着
スムーズで速いドリフトを見せていた平岡は、ベスト8で対戦した末永(正)をも寄せつけず、ひさしぶりの準決勝進出。最後はエンジン不調もあってアンダーを出し、のむけんに敗れてしまったが、3位に入った。 ベスト8での川畑vs手塚の対戦は、最初の2本で両者がクラッシュ&スピンの大ポカをやらかしたと思ったら、再戦以降は好勝負を連発して勝負がつかない。4度目の再戦で、ついに手塚にミスが出て、川畑に軍配が上がった。
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D1 GRAND PRIX 第4戦 in オートポリス [2006年7月29日〜30日]
超ロングサイドを武器に
のむけんが地元九州で優勝!
「九州で勝ちたくてしょうがなかったんですよ」
末永、植尾との九州対決を制して決勝に勝ち上がったのむけんは、ものすごい角度の超ロングドリフトで、進入の派手さを武器に戦う。いっぽう、準決勝で強敵・風間を倒して決勝に勝ち上がった熊久保は振りっ返しとそのあとの速さを武器に、両者一歩も譲らない展開で再々戦に突入。しかし、最後は、前の2本よりさらにものすごい飛び込みを見せたのむけんに対し、後追いの熊久保がわずかにミス。のむけんが今季2勝目を上げた。
ベスト8で鹿児島の末永と当たったのむけんは、後追いでは末永とほぼ同時に振り出して五分に持ち込む。先行時には末永よりも手前から、ものすごい角度で振り出すと、末永はそれに合わせられず、のむけんの勝利。 準決勝は熊本の植尾と対戦。植尾先行の1本目、1コーナーで振りっ返した瞬間に、植尾の左リヤタイヤが脱落し、のむけんのマシンの左フロントにヒット。植尾は2本目が走行不能となって、のむけんの勝利が決まった。
ベテラン対決は熊久保の追走技術が上まわる 優勝候補の吉岡、風間に敗北
準決勝の風間vs熊久保は、にものすごいビタビタ走行を見せたが、お互い小さなミスもあり再戦にもつれこんだ。再戦1本目は後追いの風間がわずかにラインを乱し、再戦2本目は熊久保が寄席きって、熊久保の勝利が決まった。 このコースをもっとも得意としている吉岡だったが、さすがに徹底マークされていた。後追いの1本目、角度をつけていった風間に詰まって、わずかに接触。そこでバランスを崩してドリフトが戻り、風間の勝利が決まった。
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D1 GRAND PRIX Exhibition in ラスベガス [2006年7月14日〜15日]
限界をわずかに超えたバトルで
熊久保に勝った吉岡が優勝
「このクルマ、ラストランだったんで、最後に錦を飾れて最高です!」
次のラウンドからニューマシンを投入予定の吉岡。決勝の対戦相手はインプレッサの2号機で出走した熊久保だった。1本目、後追いの熊久保は捨て身の飛び込みで吉岡のインに入るが、わずかにオーバースピードとなってしまい吉岡に接触。熊久保はスピン。吉岡はオーバーランしながらも、コンクリートウォールのぎりぎり手前でまわりきってアドバンテージを得た。2本目は両者ノーミスで走りきり五分の判定。軍配は吉岡に上がった。
田中と対戦した準決勝は、2本とも五分の走行で再戦にもつれこんだ。再戦の2本目、後追いの田中が吉岡のスピードにまどわされ、1コーナーの先でアンダーステアを出してしまって勝負が決した。 斉藤と当たったベスト8。1本目、2本目は両者ともミスがあって再戦に突入した。とはいえ、飛び込んでからのスピードは軽量な吉岡のハチロクほうが有利で、先行時、後追い時ともにスピードで勝って斉藤を下した。
のむけん、まさかのクラッシュ! バン・ギットン、ハチロクに敗れる
単走1回戦の1本目でのむけんがクラッシュ。進入速度を計測しているということで、最高速度をねらったが、止めきれなかったという。のむけんはここでリタイヤ、追走トーナメントには進出できなかった。 アメリカ人では、ただひとりベスト8に進出したバン・ギットンだったが、後追いとなった2本目に、1コーナーで飛び出してしまい小師に敗れた。ハチロクの速さを読みちがえていたせいで、スピード調整を誤ったという。
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D1 GRAND PRIX Exhibition in UK [2006年6月17日〜18日]
決勝初進出の川畑を
風間が横綱相撲で下す!
「先行のほうが評価をとりやすいコースなんで、そこで有利にしておこうと狙ってました」
風間は、ひときわ高い進入速度と急激な減速という緩急をつけた走りで、先行時には相手をインに入れさせない。そして後追い時には、相手がどんなマシンだろうとビタビタに寄せて決勝まで勝ち上がってきた。相手は決勝初進出でノリノリの川畑。1本目は見事なドリフトを見せた川畑に風間が合わせきって、わずかに風間アドバンテージ。2本目、後追いの川畑は最終コーナーでインカットしてドリフトが戻ってしまい、風間の優勝が決まった。
ベスト8ではヤシオ岡チャンと対戦。しかし岡チャンはミッションの調子が悪かった。風間は先行時にスピードと角度で圧倒しながら、後追い時に詰めすぎてミスをし、再戦に突入。再戦では、キッチリ寄せて岡チャンを倒した。 準決勝の相手は、地元選手ふたりを倒して勝ち上がってきた松田。1本目は風間が先行。ノーミスの風間に対し、松田はアウトに流れすぎて姿勢を乱す。風間は後追いでもビタビタの接近ドリフトを見せ、勝利を決めた。
日英ハチロク対決は松田に軍配が上がる 上野、遅すぎたブラスブロンに敗北
英国ナンバーワン選手と目されるマクナマラは松田と対戦。しかし、コーナーでは圧倒的に松田が速かった。松田にミスがあって再戦にはなったが、再戦ではアウトからマクナマラを抜き去り、松田が力の違いを見せつけた。 上野とブラスブロンはスピード差が大きく、上野先行時には差が開くばかり。しかし上野は後追い時に、コーナーの立ち上がりであまりにも遅いBMWに詰まって失速。ブラスブロンが欧州勢でただひとり1勝を挙げた。
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D1 GRAND PRIX Rd.3 IN FUJI SPEEDWAY [2006年5月13日〜14日]
運にも助けられて
風間が早くもシーズン2勝目
「またゼッケン1番に返り咲けそうなので
今シーズンもがんばりたいと思います」

単走では目立った得点を残さなかったものの、追走に入るとノリノリ走行を続けた風間。決勝の対戦相手は、熊久保のエンジン不調にも助けられて勝ち上がってきた植尾だった。1本目、風間は300R出口で角度が浅くなり、その先で少し流されてしまう。アドバンテージは植尾についた。しかし、1本目の走行の最後に植尾のエンジンがブロー。2本目を走ることができなくなってリタイヤとなり、風間の優勝が決まった。
ベスト8で対戦した川畑に対しては、後追いからビタビタの走行を見せる。先行時には間隔を詰めてきた川畑に押されて両者スピンとなり、風間の勝利が決まった。 準決勝では佐久間と対戦。スピードではやや負けていたが、1本目に後追いから距離を詰めすぎた佐久間がスピン。続く2本目、風間は安全な距離をとりながらミスのない走行をして、決勝進出を決めた。
好調だった熊久保がマシントラブルに泣かされる 今村、Zで追走初勝利
インプレッサでの初優勝を目指す熊久保は、ベスト8では植尾と対戦。しかし、ウォームアップ走行でエキマニが割れてしまってパワーが出なくなり、本来の走りができずに敗退した。 ベスト16でハチロクの小師と対戦した今村は、後追いからインに入り、ヘアピンの立ち上がりでは横に並ぶ。先行でも五分の走りを見せ、Zにマシンチェンジしてから初めての追走での勝利を挙げた。
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D1 GRAND PRIX Rd.2 IN SUGO [2006年4月29日〜30日]
シーケンシャルミッションを手に入れ
勝ち急がずに自分の走りに徹した
のむけんが2度目の優勝!
「ぶつけないように
抑えて抑えて走ったのがよかったとです」

このラウンドからシーケンシャルミッションを使いはじめたのむけんは、練習走行から絶好調。最近ミスすることが多い追走の後追いでは、あえて相手のインはねらわずに、2車身くらい離れて自分の走りをすることに徹した。それがうまくいって安定した走りを繰り返し、決勝に進出。決勝の1本目はちょっと気合いが入りすぎて、ミスをしたものの、2本目の走行で、対戦相手の黒井がより大きなミスを犯し、のむけんの優勝が決まった。
時田と対戦した準々決勝では、2本目の走行時にミスをしてしまったものの、時田は2本の走行ともドリフトが戻ってしまうミスをして、のむけんの勝利が決まった。 準決勝の相手は、第1戦でも対戦している吉岡。アーウィンデールでは吉岡のスピードがやや優勢だったが、このラウンドではのむけんのスピードが上まわって、吉岡を下した。
ニュー・オレンジ対決は熊久保が貫禄勝ち 黒井がパワーを生かして末永正雄に勝利
チームオレンジに加入し、このラウンドからGC型インプレッサを投入した末永直登は、いきなりチームメイトの熊久保と対戦。1本目の進入でミスをしたのが響いて、熊久保に敗れてしまった。 エンジンの圧縮が落ちて、パワーが下がっていたという末永正雄は、苦戦しながらもなんとかベスト4に進出。しかし、RB26を積んだワンビアを駆る黒井にスピードで負け、決勝進出はならなかった。
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D1 GRAND PRIX 2006 Rd.1 in USA [2006年3月3日〜4日 カリフォルニア州・アーウィンデールスピードウェイ]
追ってよし、逃げてよし 風間が完璧な走りで開幕戦3年連続優勝
「いいスタートがきれました! あとは“最初だけ”にならないようにがんばります」
単走を高得点で突破した風間は、追走に入ると、黒井、のむけんに、審査区間の最初から最後までビタビタに合わせ続ける走りで圧勝。準決勝でも田中に差を詰めさせずに勝利して、決勝に進出した。決勝の相手は、ノリノリのサム・ヒュビネットを倒して日本選手の面目を保った熊久保。しかし、1本目の後追いで、風間のインに入った熊久保が詰まってしまってスピン。2本目の走行も風間は見事に合わせきって、3年連続での開幕戦優勝を決めた。
ベスト8では、のむけんもヘアピンで風間のインを差したが、風間はバンクから最後までのむけんのインに入りっぱなし走行をみせて勝利を決めた。 準決勝では、風間に後れをとった田中がアセって、ヘアピンにオーバースピードで進入。その結果、アウトに流されてしまい、インに入ることはできなかった。
アメリカの頂点対決はサム・ヒュビネットに軍配 吉岡秀一、若気の至り(?)のクラッシュ
サム・ヒュビネット(バイパー)とバン・ギットンの対決は、2台がガチガチ当たるほどの熱戦となったが、再戦の末ヒュビネットが辛勝。バン・ギットン(マスタング)は「大きなミスはしてないし、ハイスピードのガチンコ勝負ができたから満足だよ」とコメントした。 単走では安定して高いスピードのドリフトを決めていた吉岡秀一だったが、追走ではアセって佐久間に追突。押し出してしまって反則負けとなった。本人も「今後は絶対こういうことがないようにします」と反省。
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EXHIBITION MATCH USA vs JAPAN ALL-STAR IN IRWINDALE SPEEDWAY [2005年12月16日〜17日]
追ってよし、逃げてよし 風間が完璧な走りで開幕戦3年連続優勝
V8エンジンを搭載するマスタングが
歴代チャンピオンの風間と今村を倒した!!

決勝の対戦相手は、今期絶好調のAPPレーシング(S15)佐久間選手。どちらもエンジンに不調を抱えながらの対戦となったが、サドンデス2本目で後追いのマスタングを駆るバン・ギットン選手が佐久間S15につめより勝負あり。ちなみに優勝したバン・ギットン選手のマスタングは、V8+スーパーチャージャーで500ps以上を発生するモンスターマシンだ。
追走トーナメント1回戦から、いきなり05年のチャンピオン風間選手と対戦することになったバン・ギットン選手。誰もが風間優勢と思っていたが、審査員席前でアンダーを出してしまったのは・・・05年のチャンピオンだった。 続いて準々決勝での対戦相手は、03のチャンピオン今村選手!結果はサドンデスにもつれ込み、迎えた2本目で今村選手が痛恨のスピン。後追いのバン・ギットン選手は今村FD3Sのバンパーをかすめながら文句なしの勝利。
のむけんまさかのクラッシュ 父ロッド・ミレンとの対戦は実現せず‥‥
ファイナルの選択に悩んだブリッツチームだが、前日の練習走行で完璧な走りを見せたのむけん。ところが決勝の単走1本目で、S字区間にオーバースピードで進入してしまい、スピン→コンクリートウォールに激突。アーム類を破損したため、残念ながらリタイヤしてしまった。 アメリカ人ドライバー予選1位で通過したポンティアックGTOに乗るリース・ミレンは、練習走行中にクラッシュ。今回は、父ロッド・ミレンもRX-8で参戦していただけに、リース・ミレンは「父と追走したかった」とコメントを残している。
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