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HKS Racing Performer IS220-Z From JDM-OPTION [2006.08]
ボディ剛性とサスペンションを
いちから見直した2号機始動!
HKS Racing Performer IS220-Z
S15シルビアで究極のドリフトマシンを完成させたHKSが、アルテッツァをベースにニューマシンを製作したのが2004年。D1グランプリでは序盤こそ苦戦したものの、走るたびに戦闘力はアップし、ドリフトには不向きと言われていたアルテッツァをシルビア勢と互角に戦えるまで進化させた。そのHKSアルテッツァが今年さらに進化! '06仕様の2号機「IS220-Z」を製作したのだ。現在シェイクダウン中ということだけど、果たしてその実力は!!
ムービーレポート
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バルクヘッドを加工し、フロントミッドに搭載したエンジンは1号機とほぼ同じ仕様。HKSの3S-GT用2.2Lキットをいち部改良し排気量は2140cc。GT3037Sタービンを組み合わせ、ピークパワーは560psを発生する。ちなみにタービンのサクションパイプはカーボン製だ。 1号機の弱点だったボディ剛性の低さや重量配分を改善するため、2号機では後部座席部やトランクルームをバッサリ切り落とし大幅加工。また、各部にガセット補強を入れ、ワンオフのロールケージをボディに溶接し完璧なボディに仕上げている。
内装パネルはすべて剥がし、ダッシュボードとドアパネルをカーボンで製作。乗り降りしやすいように、ステアリングはメーターまわりごとガバッと上にチルトする機構になっている。シフトレバー手前の黒いレバーはサイドブレーキだ。 リヤバンパー側面に設けられた巨大なアウトレットダクト。ドリフト時のタイヤスモークをこのダクトから排出し、迫力の白煙を実現するのが目的だ。トレッド面がチェックしやすいし見た目もカッコイイので、ちょっと流行りそうなドレスアップだよね。
アルテッツァのサスペンションはドリフトしにくいジオメトリーのため、1号機ではノーマルだったサスペンションメンバーを2号機では加工。また、リヤブレーキキャリパーをツイン化し、フットブレーキとサイドブレーキをそれぞれ独立させているのにも注目だ。 ミッションは1号機同様、HKSのSR20用シーケンシャルミッション(5速)に換装。装着するにあたり、バルクヘッドやセンタートンネルまわりを大幅に加工している。また、最低地上高をかせぐために助手席側のフロアに逃げ加工を施す。これにより、マフラーはメインフレームと同じ高さに収まっている。
関連リンク
・HKS オフィシャルサイト
・谷口信輝 オフィシャルサイト
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