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EXPREME 1JZ-GTE用エキゾーストマニホールド From OPTION2 [2007.08]
高効率なレイアウトとパイプ径で
トルク&レスポンスが グイグイあがる!
EXPREME 1JZ-GTE用エキゾースト
マニホールド
価格:8万9250円
対応車種:JZX100/JZZ30(後期型シングルタービン使用)
純正の細いエキマニに代わり、交換するだけで排気効率が格段にアップする、1JZ後期型(シングルタービン仕様)のポン付ケエキマニが東名パワードから発売。エンジンルームのレイアウト的に、これまで廉価で高性能な純正交換エキマニの設計が困難と言われていたJZX100用のエキマニの完成度をチェックしてきたぞ!
定評の東名エキマニは性能も取り付け性もこだわり抜く
 街乗りからドリフトまで、どこを走っても楽しいJZX100に、東名パワードからポン付け交換するだけで低中速トルクを大幅にアップしてくれるエキマニが登場したぞ。
 純正のエキマニは、細いうえに効率のいい集合形状とはいいにくいレイアウト。適正なパイプ径にしたうえで、集合レイアウトを見直し、排気の流れをスムーズにすれば、タービンを効率よくまわせるようになるばかりか、エンジン本体も排気の詰まりが減って、ストレスなくまわるようになるから一石二鳥だ。
 形状は東名パワードお得意の非等長、短排気管の高レスポンスタイプ。完全等長との比較テストも行ってきただけれど、無理な等長化でエキマニを長く設計しても大きなメリットはなかったというよ。逆に、純正に近いこのレイアウトによって、アクセルのツキ、低中回転域の力強さ、高回転域のヌケのよさ、そしてコストの低減など、すべての面で効率を追求した製品に仕上げることができたんだ。
 取り付けにあたっては、このエキマニキットは、ガスケットなどのショートパーツから、純正サクションをオフセットさせるスペーサー、さらに遮熱用のサーモバンテージまでなんでもセットになっている親切なもの。
 工具を持っている中級以上のDIY派なら、1日あれば交換できそうだ。
 また、1番と6番のパイプとの干渉部をカットすることで、純正の遮熱カバーが装着できるのもポイントだ。
 で、気になるのは装着前後の性能差。
 というわけで、ツアラーチューンを得意とするカーメイクラスティーさんに、クルマを用意してもらって比較するよ。
 用意してもらった車両は、純正エキマニ+HKS・GT2835タービンという仕様のJZX100。
 純正タービンに対しては、東名エキマニは容積的に相当の余裕もあるだろうけど、ステップアップとしてスタンダードなポン付けタービンとの相性も気になるってことでの選択だ。
 いったいどれくらい性能差が現れるのか、ダイナパックでパワーチェックしてみたぞ。
純正エキマニ
東名パワードEXPREMEエキマニ
パイプ内径が30Øと細いうえに、1〜2番と5〜6番が早い段階で集合する、見るからに排気が詰まりそうなレイアウト。エンジン側のポート内径は30φで、タービン側の内径は46Ø。 容量が圧倒的に少ない純正に対して、外径42.7Øのロストワックス精密鋳造のパイプで容積を確保。ポートの段付きも修正済みだ。エンジン側のポート内径は38.7Ø、タービン側の内径は48Øで、集合部分の内側は手作業でナイフエッジに削り込んでいる。
エキマニ交換の効果を
ダイナパックでチェック
エンジン本体はノーマルで、前置きインタークーラー装着。タービンとマフラーが交換された通勤快速チェイサー。装着されているタービンはGT2835。最大ブースト圧は1.0kg/cm²の設定。コンピューターはオリジナルセッティングのパワーFC。
グラフを見てわかるとおり、ブースト圧を変えたり、コンピューターのセッティングを変えたりしたわけではないので、最大トルクや最大出力がそれほど変わるわけではないよ。このパーツを交換する意味は、トルクの出かたを変えることにあるんだ。青い線がEXPREMEなんだけど、ブースト圧のかかりはじめが1000rpmほど早くなったために、トルクの立ち上がりが早くなり、より低回転でピークに達している。つまり、レスポンスが格段によくなったわけだ。ここまでちがうと確実に速いと感じるよ。空燃比のズレもそれほどないし、フロントパイプやマフラーなど排気系チューンの一環として、エキマニ交換もオススメだね。
東名のエキマニは純正タービンとの相性も抜群。こちらは東名パワード社内でのローラー式シャーシダイナモによるノーマルタービンでの比較パワーチェックグラフ。中間域から1段うわまわるパワーを発生し、5500rpmで12psもの出力アップを確認(スピードリミッターが作動したポイント)。そんなわけで、ノーマルタービン車でも、マフラー交換の次のステップでエキマニを交換すれば、コンピューターの現車セッティングをしなくても、街乗りレベルで加速の差を体感できるよ。 ポン付けでも
段ちがいの差に
なりますね ラスティー代表
有田さん

交換することで排気の流れがスムーズになると、低中回転のNA領域でトルクがアップします。結果としてタービンの立ち上がりもよくなるのでインターセプトもはやく、高回転の抜けもバッチリ。カムを交換したときのようなよさを感じます。ノーマルと比較して、デメリットになる部分は見あたりませんね。サーモバンテージで遮熱するべきですが、ピカピカのマニを見せたいひとは、必ず付近のハーネスやホース側を遮熱してください。
問い合わせ:東名パワード 042-795-8411 http://www.tomei-p.co.jp ○ このページの先頭へ