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スズキワークス久留米 SSSシフター From OPTION [2007.03]
ボルトオン装着で
シフトのIパターン化を実現する
スイフトスポーツ用“SSSシフター”
まもなく発売!
スズキワークス久留米 SSSシフター
価格:13万4400円(3月末発売予定)
対応:ZC31S
見ためは完全にノーマル フィット感の高さも魅力だ
 コンパクトカーのなかで、いまもっとも注目されてるクルマといえばスイフトスポーツ。剛性感のあるボディとしなやかな足まわり、高回転までキレイに吹けあがるエンジンがもたらす走りは軽快そのもので、そのあたりが人気のヒミツといえそうだ。事実、チューニングを手がけるショップも多い。
 そんなスイフトスポーツの持ち味をさらに引き出すため、スズキワークス久留米では、純正のHパターンシフトをIパターンへと変換するオリジナルパーツ第1弾「SSS(スリーエス)シフター」を開発中。それも最終段階に差しかかっているそうで、あとは実走テストでフィーリングチェックを行い、問題がなければ市販化できる…というところまでやってきているのだ。
 通常Hパターンではシフトチェンジのとき前後左右の動きがともなうけど、SSSシフターはロッドとカム機構のあわせワザによって、中立位置(ニュートラル)から手前に引くことでシフトアップ、奥に押すことでシフトダウンが可能になる。また、カムに彫られたミゾの形状でシフトチェンジに要する時間をHパターンの約4分の1に、ストローク量も純正比50%にまで短縮。しかも、シンクロを痛めないよう、同調する瞬間はシフトフォークの動きをゆるめるように設計されている。
 Iパターン化によるイチバンのメリットは、いうまでもなくシフトミスがなくなること。1回の操作で1速ぶんしかシフトアップ/ダウンしないから、とくにサーキット走行をはじめとしたハードな走りでは安心感が大きくなる。
 そのいっぽうで、街乗りでのあつかいやすさもじゅうぶん考慮されてるのがポイント。Iパターンというと、チカラをこめてシフトレバーをたたきこむ…みたいなイメージがあるかもしれないけど、SSSシフターではそんな心配はまったくナシ。ロッドの動きとカム形状を最適化することで、操作力の低減を図っている。サーキットなどを攻めるときは、それなりの手ごたえがあったほうが走りやすいっていう意見もたしかにあるけど、SSSシフターはそれよりもストリートでの使い勝手を重視してるワケだ。また、シフト操作時に発生しがちな“ガチャッ”というメカニカルノイズも徹底的に排除して、快適性をスポイルしないように考えられている。
 順調に開発が進められてるSSSシフターは3月末の発売を予定。カンタンに装着できて、しかも走りの楽しさがグーンとアップするパーツなんだから、スイフトスポーツオーナーは見逃せないハズだ。また、これを皮切りにスズキワークス久留米では、スイフトスポーツ用オリジナルパーツのラインアップを徐々に拡大していくというから、今後の展開も楽しみだよね!
シフトノブの高さは純正とほぼおなじ。シフトブーツも純正品がそのまま使える。シフトノブの下にもうけられた引きあげ式ノブは、リバースに入れるときと5速から直接ニュートラルに戻すときに使う。 HパターンをIパターンに変換するには複雑な機構が求められる。それをロッドとカムの組みあわせにより、シフトレバー部だけの交換で実現したのがSSSシフターだ。
ストリートでのあつかいやすさを最優先に設計されてるとはいえ、SSSシフターの楽しさをぞんぶんに味わえるのはやっぱりスポーツ走行につきる。レバーを前後に操作するだけですばやいシフトチェンジが行えることをいちど味わってしまうと、ヤミツキになることは間違いない! SSSシフターを装着するとシフトワイヤーの動きが増速されるため、ブラケットに大きな負担がかかって曲がってしまう。その対策としてSSSシフターには、鉄板溶接でリブ補強をほどこした専用ブラケットが付属する。
まもなく発売ですから
楽しみにしてて下さい!
「スイフトスポーツのオーナーは、スポーティな走りを楽しみたいひとから日常のアシとして使うひとまで幅広いんです。そういうひとたちに広く受け入れてもらえるよう、SSSシフターはとくに操作力とシフトタッチにこだわって設計してますよ」。

スズキワークス久留米
代表・松尾サン
OPTケン太郎のサーキットインプレ
コクコク決まるシフトが気持ちイイ!!
 ヒーローしのいサーキットで試乗したんだけど、SSSシフターのなににオドロいたかっていうとまずは操作力の軽さ。ロッド&カム機構を介して純正HパターンをIパターンに変換してるワケだから、相当な手ごたえがあることを想像してただけに思わず拍子抜けしちゃったよ。ためしにやってみたらホントに指1本でシフト操作できるし、これなら街乗りもラクラクこなせると思うよ。
 それと、タテ方向のストローク量が純正Hパターンの半分くらいまでショート化されてるから操作感がじつに小気味いい。カチャッ、カチャッ…とテンポよくシフトアップ、ダウンできるから、積極的にシフトチェンジを楽しみたくなるよ。
 クルマ自体はフルノーマルだったけど、SSSシフターを装着するだけでがぜん走りが楽しくなる!ってことを痛感したね。それでいて、街乗りでのあつかいやすさが犠牲になることはなさそう。SSSシフターは、スイフトスポーツをもっと楽しいクルマに変えてくれるパーツだと思うね。
問い合わせ:スズキワークス久留米パーツ事業部 0942-48-2424 http://www.geocities.jp/s_w_k_suzuki/ ○ このページの先頭へ