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Bee★R ダイレクトスロットルシステム From OPTION [2006.12]
電子制御スロットルを完全支配!
Bee★R
ダイレクトスロットルシステム
価格:10万5000円
対応:JZX110/JZS161/JZA80(VVT-iつき)/SXE10/Z33(後期型未確認)
電スロでは考えられないアクセルレスポンスを実現
 アクセルレスポンスがわるく、まともにドリフトすることもできないと悩んでいるJZX110オーナーが多数いるなかで、なんとかして電スロのわずらわしさを手軽に解消できないものかと考えたのがビーレーシングの今井チャン。それから約1年の開発期間をへて完成にこぎつけたアイテムが『ダイレクトスロットルシステム』だ。そして今回、ニッサン車用では初となるZ33用のダイレクトスロットルシステムがリリースされることになったので、さっそく紹介していくぞ!
 電スロが採用されているZ33はトヨタ車ほどでないにしろ、アクセルを踏んでから実際にスロットルが開きはじめるまでにはタイムラグが生じる。このタイムラグこそがアクセルレスポンスに悪影響をあたえているわけで、ダイレクトスロットルシステムはそれを改善するためのパーツだ。
 開発段階でまずやったことは、スロットルを動かしているモーターの性能チェック。アクセルを踏んだときの追従時間や動く量を徹底的に調べ、モーターが持っている性能を最大限に引き出すための研究が行われた。そして、それらのデータをもとに完成したダイレクトスロットルシステムはアクセルに対してスロットルがリニアに反応するよう各部を制御しているのだ。
 その効果は、発進した瞬間から体感できるもので、ノーマルのモッサリとした動きがなくなりクルマが軽くなったような感覚が得られるぞ。また、ハーフからアクセルを踏みこんだときの反応のよさも見逃せない。それにエンジンチェックランプが点かないようにプログラムされているところもポイントだ。ただ、装着によってTCS、VDCの機能は失われてしまうので、そこだけは注意してね。
 今後はおなじVQ35エンジンを搭載するV35やフーガ用もラインアップにくわえていく予定。これまでにないハイレスポンスをあじわってしまうと、二度とノーマルにはもどれなくなるんじゃないかな!?
ノーマル ダイレクトスロットルシステム装着時 縦軸がアクセル開度(電圧)/スロットル開度(電圧)、横軸が時間。モニター上で先に電圧がかかっているのがアクセル開度で、そのあとについてきているのがスロットル開度。ダイレクトスロットルシステムを装着したばあい、アクセルオンからスロットルが開きはじめるまでの時間は0.155秒。ノーマルは0.43秒だ。
装着は本体の配線をCPUの配線に割りこませるだけ。DIYでもできそうな作業だけど、万が一配線処理をあやまると一大事なので、すなおにスタッフにお願いするほうが無難だ。 どんなクルマでも
気持ちよく
走れなきゃね! 「最近のクルマって、だいたい電スロがついてるじゃない。そのせいでせっかく持ってるレスポンスがうばわれるなんてもったいないでしょ? やっぱり気持ちよく走れなきゃ楽しくないもんね!」

Bee★R
今井チャン
問い合わせ:ビーレーシング 042-799-7800 http://www.bee-r.com ○ このページの先頭へ