零1000 パワープレート From OPTION2[2006.05] TOP > web マガジン > パーツテスト バックナンバー > 零1000 パワープレート
耐熱性に優れた特殊樹脂で
シリンダーヘッドから
伝わる熱をシャットアウト!
零1000
パワープレート
価格
○未定(近日発売)
対応車種
○B16A/B16B/B18C/F20C/K20搭載車ほか
過酷な走行でエンジン本体や補機類が高温になると吸気温度がグングン上昇し、本来のパワーが発揮できないことがある。いわゆる熱ダレってやつだね。エンジンとサージタンクの間に断熱プレートを挟み込むことで、この現象をおさえようというのがこの『パワープレート』。フレッシュな走行風をそのまま燃焼室に導くことにより、パワー&トルクアップを実現するというぞ。
とっても手軽な熱ダレ対策アイテム登場
 吸気温度のわずかなちがいがパワーに大きな影響をおよぼすことは、チューニングに詳しいひとなら知っているよね。ターボエンジンの場合、タービンとエンジンの間にインタークーラーを装着し吸気温度を下げるのは常識でしょ。NAエンジンでも、ターボ車ほどではないにしろ、エンジンの熱がインマニなどを加熱し吸気温度をあげてしまうんだ。しかし、この現象を防ぐのはちょっとむずかしかったんだ。
 そこで、ZERO-1000ブランドが開発したのが、このパワープレート。
パッと見はガスケットそのもののようだけれど、乳白色をした特殊樹脂は断熱性に優れる特性を持ち、サージタンクとヘッドのあいだに挟み込むことによりエンジンヘッドの熱をサージタンクやインマニに伝えにくくするとか。
 サージタンクの加熱をおさえることは、吸気温度の上昇も防ぐことになり、結果的に出力をキープできるというわけだ。つまり、熱ダレ防止アイテムというわけだね。
 というわけで、パワープレートの有無でパワーにどのくらいちがいが出るのか? 実際に試してみることにしよう!
テスト車輌に、エンジンをB18CにスワップしたEG6を用意。パワー&吸気温度と回転数の上昇スピードを測定。油温80℃、水温84℃、アイドル吸気温度50℃(吸気温度はパワーFCのロギングデータ)の状態に設定し、シャーシダイナモにて4速ギヤの約2500rpmよりアクセルを全開しレブリミットの8000rpmまでの数値を記録した。 パワープレートはガスケット機能も備えており、ノーマルのガスケットの替わりに使用する。装着の際には、冷却水を抜く必要があるが、作業に自信があるひとならDIYによる装着も可能だ。

テストの結果、パワープレート装着により、ピークパワーが6.1psアップ、トルクは1.2kg-m上昇。このとき、レブリミット時の吸気温度は2度低下していた。とくにサーキットやワインディングで効果が期待できる4000〜7000rpmの回転上昇時間も0.13秒短縮。コーナーが連続するサーキットにおいて強力な武器になるにちがいない!
お小遣い価格で 発売するで〜 ZERO-1000
平野さん


「少しでも多くの人に効果を体感してもらうため採算ギリギリの価格を検討中です。お小遣いでも買える1万円以下の商品にできるようにね。ホンダ車以外に日産車などのラインナップも予定しているので期待してくださいな!」
問い合わせ:ZERO-1000 0598-56-4287 http://www.zero1000.com ○ このページの先頭へ