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独自構造により、チューニングレベルに関係なく、低過給圧時から高過給圧時まで安定した作動を実現するHKSのブローオフバルブ。さらに独特のブローオフサウンドと、フィンの有無、オプションパーツへの交換によってサウンドチューニングを楽しめるのも特徴。ちなみにアメリカでは、日本以上に爆発的なヒットを呼んでいて、「スーパーSQVのHKS」と言われるぐらい。つまり、メーカー名よりも商品名のほうが先に言われちゃうほどの人気っぷりなんだとか。そんなスーパーSQVのニューモデルが5月に登場。気になるポイントをソッコーCHECKだ!!

価格:3万5490円〜7万140円(5月発売予定)
対応車種:国産ターボ車全般
問い合わせ:エッチ・ケー・エス 0544-29-1100
 

GENDOU-MISSILEという走り屋チームのリーダーを務めるクミコちゃん。愛車のBNR32(935R←クミコアールと読む)で、現在ドラッグレースに奮闘中だ。JDM-OPTIONで自身のブログも公開中。ほぼ毎日更新しているので、そちらもヨロシク!
 
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独自の内部構造でタービン性能を最大限に引き出す
HKS製のブローオフバルブは、低過給圧用と高過給圧用というデュアルバルブ構造のシーケンシャル方式になっていて、さらにバルブの開閉はふたつの部屋の圧力の差を利用しているのがポイント。これらにより、アクセルOFFで圧は素早く抜け(=つぎのブースト圧の立ち上がりが良くなる)、アクセルONでは圧が抜けない(=ブースト圧がしっかりかかる)ようになっているんだ。ブローオフバルブというと、吐出音によるファッションアイテムというイメージが強いかもしれないけど、スーパーSQVは過給効率をよくするための機能パーツってわけだね。
 
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これがスーパーSQVのカットモデル。なかはバルブを押さえつけるためのスプリングを納めた部屋(A)、アクセルOFFでスプリングを縮めるためにA室との圧力の差を作り出す部屋(B)、そして圧縮空気を逃がすバルブがセットされる部屋(C)にわけられている。
 
スプリングとバルブをつなぐシャフトには、B室部分に穴が開けられていて、この穴を通してA室からB室に圧縮空気が入り込む。さらにシャフト内にはB室の圧縮空気が逆流しないための弁が設けられ、これによってA室との圧力差を作り出せるようになっているのだ。
 
こちらは圧縮空気を逃がすためのバルブ。センターにあるのが低過給圧用のプライマリーバルブで、高過給圧になるとそれがセカンダリーバルブも引っ張って、圧縮空気の開放量を増やす仕組み。これが低〜高過給圧まで最適なブローオフ効果を発揮できる理由だ。
 


ピストンバルブを使用した一般的なブローオフバルブとちがい、C室にチャンバー圧をかけることでアクセルON時はバルブに閉力を発生させるスーパーSQV。過給圧が高くなるほどバルブにかかる閉力は強くなり、ハイブーストでも圧を逃がさないようになっているぞ。
 

アクセルONではA室とB室はともに正圧になっているけど、アクセルをOFFにするとA室が負圧になってB室に差圧が生じることでプライマリーバルブが開く。この1次放出は、低過給圧時でも圧縮空気をしっかり抜けるだけでなく、つぎの過給レスポンスのアップにも効果があるのだ。
 

高過給圧状態でアクセルをOFFにすると、B室の差圧が最大になりスプリングを縮めて、プライマリーバルブがセカンダリーバルブを引っ張りながら開く。この状態が2次放出。このような1次放出、2次放出というデュアルバルブ構造のシーケンシャル方式を採用しているのはHKSだけだそうだ。
 
 

放熱フィン付きアルミダイキャストボディ採用
クミコが左手に持っているのは従来型のスーパーSQVで、右手に持っているのが新作スーパーSQV。スーパーSQVのピカピカに輝くアルミボディもクールな感じでよかったけど、質感の高いアルミダイキャストボディ+シルバー塗装になったスーパーSQVは存在感タップリで、もっとエンジンルームを彩ってくれそう。ちなみに、ボディにデザインされたフィンは放熱効果を高めるためのものなんだけど、これがルックスアップにも貢献してくれてるよね。
 
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    ムキ出しのボルトもアクセントづけになっていて、チューニングパーツっぽさを強調。HKSロゴが塗装タイプだったスーパーSQVに対し、刻印タイプのプレートになっているのも変更点のひとつだ。
 
ブローオフバルブはそれほど熱を持たないような気もするけど、なかの圧力は高温になっていて、たとえばランエボ系だと240℃ぐらいまで上がるそうだ。放熱フィンはそれをクールダウンさせるためのものなのだ。
   
 
 

大迫力の大気開放サウンド!
HKSでは、ブローオフバルブはブースト圧の立ち上がりをよくするパーツ、ビッグタービンにしたときの容量アップ用など、基本として機能パーツという位置づけにしているんだけど、やっぱり気になるのはブローオフサウンドでしょ! ということで、まずは標準で装備するトリプルフィンをはずした状態。つまり、通常の大気開放音をチェック。トリプルフィン、オプションパーツのリングタイプフィンを装着したときのサウンドは、つぎのページで確認してね。
 
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ブローオフサウンドをコトバで表すと「ブシャー!」とか「プシュー!」って感じになるけど、じっさいにはどんな音がするのか? ムービーならではのサウンドチェックを聞いてみてちょーだい!!
   
 
ボルト留めになっているボディカバーをはずせば、大気解放音を変えられるフィンの脱着が可能に。また、車種別キットにはリターン用ニップルが付属されており、圧縮空気をサクションに戻すこともできるぞ。
 
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