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J Sports Cars Festival 2007レポート From JDM-OPTION [2007.11]
スポーツカー好きが全国各地からお台場に大集合!!
in J Sports Cars Festival 2007

開催日:平成19年10月7日
開催場所:お台場特設会場
オーナー&愛車が主役の超巨大なミーティング
参加台数は1000台オーバーという“超”巨大なミーティング、その名も“J Sports Cars Festival”がお台場で開催された。じつはこのイベント、フェアレディZオーナーズクラブの「Force」が、年にいち度開催している全国ミーティングを発展させたもので、今年は車種を限定することなく、スポーツカー好きが全国各地から集まったというわけ。 だから、会場内にはZをはじめとする個性あふれるスポーツカーが勢ぞろい。 しかも、屋台やチューニングショップ、パーツメーカーの出展もあり、まさにお祭り状態!! というわけで、会場でみつけた“フェアレディZ”と“スープラ”の2大国産スポーツカーにスポットをあてて、ジャンル別に紹介してみよう。
キミはどっちのスタイルが好き?
フェアレディZ vs スープラ
ラグジュアリー対決
センスの光るパーツチョイスで
華麗にラグテイストへ変身
平成6年式 フェアレディZ[Z32]
オーナー:能登さん
はるばる北海道から参加した、能登さんのZ32。着地寸前の、ベッタベタの車高がインパクト抜群!! この車高はエアサスではなく、なんと車高調で実現。普段から、このままの車高で走っているというからオドロキだ。また、20インチのホイールやベンツSL純正ダクトの追加など、Z32のカスタムではめずらしく、ラグテイストを取り込んでいる点に注目。マフラーのテール形状もあえてスポーティにはせず、オリジナルのテールデザインでヨーロピアン風に仕上げている。随所にオーナーのセンスが光る1台だ。


オーナー自慢のポイントは、フロント8ポット&リヤ4ポットのブレンボキャリパー。セットで100万円くらいしたそうだ。

特徴的なテール形状のマフラーは、ワンオフで製作してもらったもの。横長のスクエアオーバルを2重にしたデザインは、斬新でカッコいいよね。
鮮やかなボディカラーと
20インチのホイールが決め手
平成6年式 スープラ[JZA80]
オーナー:SYOさん
SYOさんのスープラは、ウイングレスのスッキリとしたスタイルと、イエローグリーンのボディカラーが斬新な1台。3メーカーを組み合わせたというエアロは、自然な仕上がりでマッチングもグッド。また、ホイールはラグ系に大人気の、ワークLS305の20インチを履かせ、スポーティなスープラとは一線を画す。スープラのエクステリアチューンは、どうしてもスポーティになりがちだけど、エアロやホイールのチョイスで、ここまでラグテイストを出せるといういいお手本だね。


フロントバンパーはエクスプロージョン、サイドステップ&フェンダーはヴェイルサイド、リヤアンダーはレグルス製を装着。エアロミックスとは思えないスタイルは、オーナーのセンスにつきるね。

トランクに置かれたスピーカーは、DJ御用達のメーカーである、stanton製をこの日のために積んできたそう。ちなみに、SYOさん本人も、自ら作曲もおこなっているDJなんだって。
ガルウイング対決
インパクト抜群のエクステリアで
いつでもどこでも目立ちまくり
平成元年式 フェアレディZ[Z32]
オーナー:じみぐるま。さん
「ジミグルマ」ってURLのステッカーが貼ってあるけど、ぜんぜん地味じゃないじゃん! ってのが、このZ32。CR-V純正色にオールペンされたボディは、KANプロジェクトのガルウイングやワンオフ加工したエアロ、そしてオリジナルのバイナルで、とにかく目立ちまくり。もちろん、インテリアも張り替えやペイント、シートカバーの装着などで、エクステリアに負けないドレスアップを施している。


背中にオリジナルのロゴが入った、特注のシートカバー。センターのグレー部分はアルカンターラで、まるで張り替えたようなフィッティングの高さがポイントだ。

ホームセンターで購入したアクリル板を使って、DIY製作したというクリアテール。仕上がりもバツグンで、製作費はなんと2000円!!
ガルウイングに負けない
エアロとボディカラーがポイント
平成3年式 スープラ[JZA70]
オーナー:冨澤さん
カーヴのフルエアロ&ガルウイングキットを装着し、今にも飛び立ちそうなフォルムの70スープラ。オーナーの冨澤さんいわく、自慢のポイントは、NSX純正のカラーでオールペンしたボディカラーだそうだ。NSXに、こんな純正カラーあったかな〜って思ったけど、オプションカラーのライムグリーン・メタリックと聞いて納得。


プラグカバーをボディ同色にペイントした、エンジンは2JZに換装。10数年経過しているエンジンルームとは思えないくらいキレイにしている。

インテリアのいち部をボディ同色にペイントすることで、エクステリアとの統一感をもたせている。グリーン×赤いシートやステアリングとの組み合わせは斬新だ。
ワザありポイント対決
シンプルなエクステリア
じつはワンオフ加工のオンパレード
平成6年式 フェアレディZ[Z32]
オーナー:シルバニア乙さん
見る角度で色が変わる、キャンディオレンジパールにオールペンされたZ32。コテコテのドレスアップが多いなか、シンプルなスタイルが逆に新鮮。ところが、ノーマル風に見えるエクステリアも、フェンダー、フロントスポイラー、リヤアンダーにいたるまで、すべてワンオフ加工で製作しているという、ワザありマシンなのだ。


ワンオフで製作したフロントフェンダー。これはBMW M3純正ダクトと、レクサスGS純正のサイドウインカーを埋め込んでいる。

インパル製のリヤアンダーは、中央部に8つのダクトを追加。また、後期純正のクリアテールに変更することで、古くささを感じさせないルックスに仕上がっている。
シブいルックスのなかには
オーナー独自のセンスが満載
平成4年式 スープラ[JZA70]
オーナー:きくりんさん
スープラはこれで2台目という、オーナーのきくりんさん。直線を基調にした、70スープラのマッチョなデザインがお気に入りだそうだ。写真ではわかりづらいけど、ブラックではなく、ダークグリーンマイカのボディカラーがさりげなくオシャレ。また、オレンジに塗られたカップスポイラーやLEDテールなど、独自のセンスが光るワザありドレスアップは、DIYで製作しているそうだ。


つい先日、新調したばかりだというホイールは、クレンツェLXZ。また、ナイトペイジャー製のブラケットを使い、Z32用の4ポットキャリパーを流用している。

70スープラではめずらしいLEDテールを装着。このテールはオーナーがDIYで製作したもので、片側135発のLEDを使用したそうだ。
ワイドボディ対決
ワイドボディだけでなく
エンジンチューンもバッチリ!!
平成5年 フェアレディZ 300ZX[Z32]
オーナー:すぴさん
アブフラッグのフルエアロに、オーバーフェンダーキットを装着したすぴさんのZ32。特徴的なデザインのリヤフェンダーは、全幅で約140mmもワイド化されている。また、カーボン製のリヤディフューザーを装着するなど、機能性とドレスアップを両立。エンジンは3.1L化され、GT2530ツインを装着し、見た目だけでなくパワー面も抜かりなし。


流れるようなデザインのアブフラッグ製リヤフェンダーは片側70mmワイド。このリヤフェンダーは、スムージング処理されているので自然な仕上がりだ。

リヤに装着されたカーボン製アンダーディフューザーもアブフラッグ製。機能面はもちろん、走りのイメージを高めてくれるパーツだよね。
1台分じゃ駐車できない!
これぞワイドボディの真骨頂
平成6年式 スープラ[JZA80]
オーナー:雨宮さん
えっ、このクルマはいったいナニ!?ってくらい、ものすごいワイドボディの80スープラ。じつはこのマシン、カスタムカーのデザイン&プロデュースをするカーヴの代表であり、スープラオーナーズクラブ会長、雨宮さんの愛車。だからこのワイドボディキットは、もちろん自らデザインしたカーヴ製。ボディキットもさることながら、ガルウイングや、フロント19インチ、リヤ20インチのワークLS106を履かせるなど、徹底したエクステリアチューンでオリジナルのスタイルを完成させている。


カーヴのボディキットは、なんと片側130mmもワイドになるデザイン。そのため、リヤに収めるホイールも、11.5Jと超ワイドサイズ。

ガルウイングキットもカーヴ製で、ドアが垂直に開閉するところがポイント。ちなみにこのスープラは、エアロトップのルーフを装備した、“GZ”という希少なグレードをベースにしている。
気になる個性派マシン&カスタムポイントをCHECK!!
ホワイト&ゴールドのカラーリングが目を引くZ32。ワンオフで製作されたヘッドライトは3連のプロジェクターを埋め込んだもの。とても個性的なフロントフェイスになっている。 オーナーは、仙台ハイランドをメインにゼロヨンを楽しんでいる女性ドラッガー。気になるエンジンは、TD06-25Gタービンを装着し、ブースト圧1.3kg/cm²時に530psを発生する。
エアサスを装着し、サイドトゥをキメたZ32。シンプルなエアロと、アシャンティのホイールがラグジュアリーな雰囲気をかもし出しているよね。 赤と青に塗りわけられて、まるでトランスフォーマーのコンボイのようなZ32のエンジンルーム。パワステタンクまでピカピカにメッキ加工し、輝きにこだわっている。
ユーロテールとテールフィニッシャーを装着することで、一見変わったリヤビューのZ32。テールフィニッシャーは、レクサスLS用を流用している。 ラグ系のドレスアップが施されたZ33ロードスターは、控えめなサイズのボンネットブラと、オートクチュールのメッキホイールを装着している。
IMSA仕様の300ZXのカラーリングを再現したこのクルマ。Z32といえば、このカラーリングを思い出すひとも多いんじゃないかな。ゼッケンやスポンサーロゴが入っていないのは、製作途中なのかな? 映画に登場したレプリカマシンも展示。コレは、ワイルドスピードX3の劇中で“モリモト”が乗る350Zをレプリカしたもの。
最近、どこへ行っても痛車を見かけるようになってきたけど、ここでも発見!! これは、“魔法少女リリカルなのは”仕様とのこと。 リヤフェンダーにおさまるのは、12Jのホイールに295/35-18という、超ワイドタイヤ。当然のことながら、リヤはものすごいブリスターフェンダーになっている。
攻撃的なルックスが特徴的な2台の80スープラ。これは、トップシークレットのV12スープラとおなじフロントフェイスに変更されたものだ。 これでもか!!ってくらい、車内にロールケージが張りめぐらされたZ32。また、ビス止めのオーバーフェンダーに引っ張りタイヤなど、個性的なオーラを放つ1台。
2台そろって参加していたZ31は、とても20年以上前のクルマとは思えないほど、キレイなコンディションをキープしている。 個性的なサイドラインが特徴的な、カーヴのサイドモディファイキットを装着したZ32。フロントバンパーはアブフラッグ製をチョイスしている。
J Sports Car Festival オフィシャルサイト  http://www.force-z.net/jscf2007/ ○ このページの先頭へ