ビンテージホイールのRSワタナベを履くために作ってしまったというワイドフェンダー。ノーマルのタイプ1シリーズとは異なる丸みを帯びたラインは、5ナンバー枠をオーバーしたため、3ナンバーに変更した。
本来ならテールランプは、レンズ面だけを使ってフェンダーのラインにフラットに取り付けられるが、このテールランプの処理のおかげでフェンダーの丸みがさらにクローズアップされている。
空冷フラット4というシンプルな構造のため、チューニングの幅も広いVWエンジン。ノーマルで1600ccの排気量は、ボアアップして1908ccまで引き上げられ、パンチのある走りを実現する。
パイプを細かく切断しアングルを合わせて溶接したマフラーは、絶妙な味を出ている。ハンドメイドやDIYが当たり前の国のカーカルチャーを実践しているというわけ。
空冷VWの中でも特殊な1303Sは、ダッシュボードがあるモデル。しかしこのダッシュボードは経年で割れてしまうことも多いため、それならばと自作で制作中。メーターを埋め込むなど、イマドキなレイアウトも特徴。
ポルシェのルーツと言われる空冷VWなだけに、ポルシェウイングも違和感なく収まる。ちなみに空冷車のためエンジン冷却用のファンが。このウイングに取り付けられていたりもする。