TOP > ムービーコンテンツ > メンテナンスDIYムービーガイド > エアクリーナー交換・洗浄

メンテナンスDIYムービーガイド From JDM-OPTION[2006.07]
メンテナンスDIYムービーガイド
エアクリーナー&フィルター交換・洗浄に挑戦
インデックスに戻る
走行距離が伸びれば
エアクリーナーは想像以上に汚れてる!
3000kmや5000kmなど、走行距離が増えるにつれてエアクリーナー(フィルター)の目は徐々に詰まってくる。するとエンジンが空気を吸うときの“抵抗”になってしまい、レスポンスが悪化したり、吸入空気量が減ってしまう。これがパワーや燃費のダウンにつながってしまう原因のひとつだ。そこでエアクリーナーのメンテナンスが必要になってくる。メンテナンスといっても使い捨てタイプならフィルター部分を交換するだけ。BLITZ SUS POWERのように再利用が可能なタイプは、専用のクリーナーを使って洗浄してあげればOKだ。
ムキ出しタイプ
エアクリーナー洗浄編
純正交換タイプ編
(HKS SUPER HYBRID FILTER)
作業難易度 ★☆☆☆☆
作業時間 5分〜15分
メンテナンス周期 約1万km毎交換
(使用状況によって前後)
サンプル車両 アリスト(JZS161)
今回使った工具
車種によってはプラスドライバーや8〜10mmのレンチが必要な場合もあるけど、今回のサンプル車両、アリスト(JZS161)の場合は手だけで作業できるので工具を使う必要はない。ただ、エアフィルターボックス内をキレイにするためのウェスや、場合によっては掃除機などもあったほうがいいだろうね。
DIY作業スタート!
ムービーでチェック!
※ムービーをご覧になるには「Macromedia Flash Player 8」が必要です。持っていない方はこちらから。
ポイント解説
フィルターボックスの形状は
車種によってまちまち
アリスト(JZS161)の場合、エンジンルーム内の運転席側前方にエアフィルターボックスがある。中央部のフタを手でスライドさせるだけでフィルターを取り出せる。車種によってはクリップorビスでフタやケースが留まっているよ。
 
ボックス内は枯葉や砂、虫の死骸がイッパイ
エアフィルターをはずすとボックスの中には‥‥。目に見えないような小さなゴミはフィルターのスポンジ部で吸着、大きなゴミはスポンジ自体が隔壁となってブロックしてくれていたということだね。
 
新しいフィルターを
装着するまえに
ボックス内に溜まったゴミを取らないと、せっかくの新品フィルターも台無し。今回、アリストの場合は奥まで手が入らなかったので掃除機で吸引。手間はかかるけど、ボックス本体をはずしてウェス等で内部を拭けば、さらに完璧!
 
フタやケースは
カッチリとはめるように
ほとんどの車種の純正エアフィルターボックスのフタやケースには“▲”マークなどで正しい装着位置が示されている。取り付けの不備で、すき間からエアを吸ってしまわないように奥までしっかり入れてあげよう。
今回使用したエアフィルター
新開発の3層フィルターが
吸入抵抗の低減とロングライフ化を実現!
HKS
SUPER HYBRID FILTER
価格:4095円(アリスト・JZS161用)

1次フィルターでは吸入空気の速度を妨げることなく、大きなダストを捕集。2次フィルターで細かなダストを捕集し、目の粗い3次フィルターが吸入空気を整流し、エアの通過速度を向上させるという3層構造を採用。純正交換タイプなので装着は簡単だ。

○ このページの先頭へ

ムキ出しタイプ・エアフィルター交換編
(HKS SUPER POWER FLOW Reloaded)
作業難易度 ★☆☆☆☆
作業時間 5分〜15分
メンテナンス周期 6000km〜1万km
または6ヵ月〜12ヵ月
(使用状況によって前後)
サンプル車両 スターレット(EP82ターボ)
今回使った工具
SUPER POWER FLOW Reloadedのフィルター部を取り出すには、ステルスフレーム(網)のセンターについているフレームボルト(ツマミ付ネジ)をまわすだけ。あとはフレームをはずせばフィルター部が簡単に取れるので、工具は使わない。
DIY作業スタート!
ムービーでチェック!
※ムービーをご覧になるには「Macromedia Flash Player 8」が必要です。持っていない方はこちらから。
ポイント解説
ほとんどの車種は
簡単に取りはずし可能
このサンプル車両の場合は、フレームボルト周辺にスペースがあったので緩めてはずす作業は簡単。車種やパイピングの取りまわし次第では、緩めにくいケースもあるだろうけど、そんなときはパワーフロー本体をはずせばOKだ。
 
フィルター交換サイクルは
推奨値内で
都内をメインに約1万km走ったフィルター(写真右側)の汚れ具合はこんな感じ。走る地域によってはここまで汚れない場合もあるし、逆にもっと汚れることもあるだろう。マメにチェックして、それなりの汚れを確認したら早めに交換しよう。
 
フィルターは
ムラなく均等にセットしよう
新しいフィルターをアウターフレームに装着するとき、フィルターに“シワ”がよったりフレームサポート(赤いリング)との間にすき間を作らないように注意しよう。すき間があるとダイレクトにゴミを吸っちゃうからね。
 
ボルト穴のセンターを
きちんと出すこと
新しいフィルターを組み込んだら、アウターフレームのボルト穴とフィルターの穴位置が揃っているかを確認。もしもズレていたら無理に引っぱって寄せようとせず、もういちどフィルターをはずしてから付けなおそう。
今回使用したエアフィルター
吸気効率と集塵性能をバランスさせた
ロングライフの乾式3層フィルター
HKS
スーパーパワーフロー交換用
スーパーフィルター
(乾式3層・200φ)
価格:2625円

吸気効率と集塵性能のバランスを考えて設計された乾式3層タイプ。パワー志向の湿式2層タイプが3000km〜5000kmまたは3ヵ月〜6ヵ月の交換サイクルだったのに対し、6000km〜10000kmまたは6ヵ月〜12ヵ月と、大幅なロングライフ化を実現している。

○ このページの先頭へ

ムキ出しタイプ・エアクリーナー洗浄編
(BLITZ SUS POWER AIR CLEANER)
作業難易度 ★☆☆☆☆
作業時間 30分〜1時間
(乾燥時間を除く)
メンテナンス周期 約5000km毎洗浄
(使用状況によって前後)
サンプル車両 180SX(RPS13)
今回使った工具
BLITZ SUS POWERエアクリーナーのメンテナンスは、クリーナー本体をはずしてから洗浄することになる。本体をとめているホースバンドをはずすのにプラスドライバーが必要だ。
DIY作業スタート!
ムービーでチェック!
※ムービーをご覧になるには「Macromedia Flash Player 8」が必要です。持っていない方はこちらから。
ポイント解説
折り目の奥まで
たっぷりスプレーしよう
今回はメーカー指定の洗浄剤を使ってみたんだけど、遠めからエアクリーナーウォッシャーを吹いても表面だけしかきれいにならないので、折り目のヒダ、1本1本に噴射する感じでたっぷり吹いていこう。ちなみにこの缶1本で約2〜3回のメンテナンスができるよ。
 
やわらかいブラシを使って
さらに洗浄
今回のサンプル車両のクリーナーは予想以上に汚れていたので、毛先のやわらかいブラシを使ってゴシゴシ。こうすることでムースの泡だけでは洗浄しきれないガンコな汚れをおとすことができる。
 
泡がでなくなるまで
しっかりと水洗い
エアクリーナーウォッシャーでの洗浄が終わったらクリーナー本体を水洗い。流れ出た汚水をみれば、クリーナーがどれだけ汚れていたかが想像できるでしょ? あとは日陰で乾燥させて元に戻せばメンテナンス完了だ。
 
ゴッズ中村の知恵袋
オレも昔はよ〜
そんな時もあったんスね〜
Check!
洗浄後は
シッカリと乾燥させよう!
ボンバーは焦りすぎ! クリーナーを水洗いしたら、完全に乾くまで日陰で乾燥させなくちゃダメ。濡れたまま装着してエンジンをかけちゃうと、エアフロやエンジンを傷めちゃうことがあるからね。しっかりと乾かしてから装着しよう。
今回使用した洗浄スプレー
クリーナーの汚れを泡で洗浄
SUS POWER専用のクリーナーウォッシャー!
BLITZ
SUS POWER AIR CLEANER WASHER II
価格:1260円

クリーナー部がステンレスメッシュでできている“SUS POWER AIR CLEANER”専用の洗浄スプレー。ムース状の泡がエアクリーナーに付着している汚れを包んで浮き上がらせる。1缶で2〜3回洗浄できるので経済的だ。

サンデーメカニックにおすすめの工具
使用頻度の高い65アイテムを厳選!
DIY作業上級者でも満足な工具セット
ASTRO PRODUCTS
SIGNET MECHANIC TOOL SET 800S-6505
価格:8万2530円

ラチェットレンチやメガネレンチはもちろん、10種類のドライバーやスイベルギヤレンチなど、使用頻度が高い工具を厳選してパッケージング。これだけしっかりしたセットだから、DIYでメンテナンスできる範囲もグーンと広がるぞ。

○ このページの先頭へ