D1、花屋、家族 全てに全力投球! By 今村陽一 [2006.07] TOP > web マガジン > コラム バックナンバー > 今村陽一
D1ドライバーのコラム、第1回目は明るくムードメーカー的な存在の今村陽一選手にスポットを当ててみたぞ。ORCチームのワークスドライバーとしてZ33を駆り、豪快なドライビングで観客を魅了する今村選手の意外な(!?)日常生活を覗いてみよう。
プロフィール
今村 陽一(いまむら よういち) 所属チーム:TEAM ORC with TOP SECRET
生年月日:1976年5月11日生まれ 血液型:RH+O D1グランプリ初参戦:2001年第1戦
出身地:山梨県 職業:花屋/ドライバー D1グランプリ最高位:優勝(2003年シリーズチャンピオン)
D1と本業を両立させるオレのこだわり
 ちわ〜っす、D1ドライバーになって早5年目の今村陽一です。普通はクルマ雑誌の取材だとD1グランプリのことや走り屋関連の話題が中心でしょ? 今回はオレの“プライベートな一面”ってことだから、なんだか緊張しちゃうな! な〜んてガラでもないんで、いつもどおりに語っちゃいます。
 雑誌やビデオでは、レーシングスーツを着ているD1ドライバーとしてのオレが紹介されているから、そのイメージが強いかもしれないね。だけどオレの本業は、知っているひとも多いと思うけど花屋さん! 小さい頃から両親が経営する花屋さんの手伝いをしてきたから、将来は花屋になるんだと決めていたんだよね。だから、高校卒業後は東京の専門学校に行って、花の専門知識や色彩の勉強をミッチリと学んだよ。で、国家資格も取らなくちゃいけないから、それなりに大変なこともあったけど、学ぶことが楽しかったから苦にはならなかったな。
 というわけで、花屋としての今があるわけです。週にいち度はウチの奥さんとふたりで、ワンボックスのバンに乗って花の仕入れに行くんだ。クルマの運転自体が好きなオレとしては、仕入れの道中も楽しいイベント。ま、大切な花を積んで走るから、まさかドリフトなんかしないけど、毎週ウキウキしながら出かけてるよ。
 ただ、D1グランプリや取材なんかの日程しだいでは、直接仕入れに行けないこともある。そんなときはインターネットを使っての仕入れ作業にシフト。こうすることで花屋とD1ドライバーの仕事を両立させているってわけ。ほら、仕事って何をやっていたとしても、おろそかにしたくないでしょ。“花屋”と“D1ドライバー”の自分をキッチリと切り替えることができるから、どちらの仕事にも没頭できてるんだろうね。っていうのが自己分析〜!
 そんな感じで花屋として働いてる時は、頭の中は花のことばかりだなぁ。来週はどんな花を仕入れてこようかな? とか、どんな色合いでディスプレイしようかな? とか、そんなふうに考えてる時間も楽しいんだよね。それだけ花が好きだし、花屋としての誇りも持っているってこと。
 そうそう、オレには“どすこい今村”ってな、ゴツいニックネームがついているけど、こう見えてもフラワーアレンジメントはもちろん、結婚式用のブーケだってお手のもの。こう見えても手先は器用なんですよッ

ド・ノーマルもイイもんです!
 オフの日にすることといえば、まず家族サービスだね。D1グランプリや取材、イベントとかで家をあけちゃうことが多いから、オフの日はできるだけ家族サービスするようにこころがけているんだ。
 ちょっと前に、5歳になる息子と一緒に楽しもうと思ってポケバイを買ってあげたんだ。けれど反応はイマイチ‥‥。ならばということで、今度は子供用のカートを買ってみたけど当の息子は‥‥。残念だけど、モータースポーツにはあんまり興味がないみたいだね。(笑)
 そんなこんなで、最近は息子と昆虫採集や花火大会に行ったり、気の会う仲間を集めてやるバーベキューが楽しみかな。オレも奥さんも子供にもどった気分で一緒にはしゃいでますよ。
 そして最近ハマっているのは、この歳になって“はじめて新車で買ったバイク”だね! 奥さんには「息子と山に昆虫採集へ行くために!」という名目で購入。(笑)
 ホンダの“Ape100”というモデルで、シンプルなスタイリングが気に入っているんだよね。オレって昔からクルマやバイクを買うとすぐにイジりたくなっちゃうタイプなんで、Ape100用のパーツなんかを見つけちゃうとついつい‥‥。だけど、このド・ノーマルな感じも気に入ってるからカスタムとかチューニングはしないかな。
 それに、昔はブンブンうるさいクルマやバイクに乗ってたから、近所の評判は結構キビシめ。週末になると家の横の路地に覆面パトカーが待機しちゃうくらいだったからね。せっかくD1グランプリという競技がメジャーになって、近所のひとにもD1ドライバーとして認知され、やっと温かい目で見守ってくれるようになったからさ。ま、子供と遊ぶのにもこれでちょうどいいと思ってるから、このバイクはおとなしく“ノーマル”で楽しみますよ!

これからのスタイルは‥‥
 ドリフトは自分の体力が続く限り、長くやっていきたいな。やっぱりいちばんの趣味はクルマだから「ドリフトを続けよう!」って意気込む感じじゃなくて、今までもこれからも、きっと自然に楽しみながらドリフトをしていると思います。
 D1ドライバーとして魅せるドリフトをする、本職の花屋の仕事を一生懸命こなす。でもってオフの日は思いっきり遊ぶ。なんでも全力投球! これからもそんなスタイルでいきたいと思っていま〜す!
 
2003年にはアペックスのFD3Sでシリーズチャンピオンを獲得した今村陽一。しかし、アペックスがD1グランプリから撤退したため、2006年からORCのワークスドライバーとしてZ33で参戦中だ。
 
山梨県にあるお花屋さん“SILKY HOUSE”の経営が本業。“D1ドライバー・今村陽一”の熱心なファンが来店してくれることもあるそうだけど、残念ながらそのときは“花屋の今村陽一”。「とてもありがたいことなんですけど、応援は是非D1グランプリの会場で!」
季節やTPOに合わせて花々をセレクトしたりアレンジメントする姿は、D1ドライバーとしての今村陽一しか知らないひとにとってはいまいちピンとこない風景。しかしその腕前が一級品であることは確かだ。
Ape100に乗って、息子とミニツーリングするのが最近の楽しみ。「ド・ノーマルがイイ」と強調している割には、ヨシムラ製のチタンカーボンマフラーに変わっていますが‥‥。
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応募期間:平成18年7月5日(水)〜8月4日(金)

住所・氏名・年齢・電話番号と、今村選手への応援メッセージを添えて応募してね!

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